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感染列島とコンテイジョン(少しネタバレアリ)

感染列島とコンテイジョン、コロナ禍の自粛期間中にこの2つの映画をみた人は多いでしょう。

どちらもウイルスが広がりパンデミックまでの過程を描いた作品です。

感染列島

こちらは2009年1月に公開された映画で、同年2〜3月に豚インフルエンザが人に感染したことで当時はパンデミックを予言した映画かと話題になりました。

実際に発生した豚インフルエンザでは感染者が隔離となったものの大流行とはならず、翌年からは季節性インフルエンザ同様の扱いとなっています。

この映画では妻夫木聡さん演じる松岡という医者が診察以外にもウイルスの発生可能性のある土地を視察したり謎の恋愛描写とツッコミどころは多い。

としちゃんズ見所ポイント

🔵重症患者に対して人工呼吸器の数が足りなくなり、迫られた命の選択と立て続けに救えない命を目の前にした医療従事者の精神的疲弊。

🔵普通に家に帰ってくることを待っていた医療従事者の家族の悲しみ。

この二つの場面には胸が締め付けられる。一瞬だったが、終盤に松岡医師と仁志が別れるシーンでは涙。


コンテイジョン

映画の冒頭、女性の咳き込む音声にドキッとします。どうやら私は、コロナのおかげで他人の咳払いには敏感になっているようです。

そして体調の悪そうな人がバタバタと倒れます。痙攣しながら泡を吹く、トラックにはねられる。日本でバスの中で男性が倒れる様子がSNSにアップされるのですが、日本人描写としてのそれは物悲しいですね。

一方、冒頭の女性は解剖されることに。頭部切開時に真顔で目を見開いている顔は日本のホラー映画でよく見る恨みのこもった死に顔よりも何倍も恐怖を感じました。

それらの突然死を取材する男性記者の登場により少し緊張が和らぐのですが、映画の中に笑えるシーンがほとんどありませんでした。ザ・シリアス。

この映画ではそれぞれの登場人物に物語があり、小さな感動が多いと感じました。それらを拾いつつも感染症についての感染源の解明やワクチンの製造までの道程を描いています。ここ一番の大きな感動はありませんが淡々と物語が進むドラマが好きな私は満足です←?

としちゃんズ見所ポイント

🔵突然妻と息子を失う悲しい運命の男。この妻が全夫に会った直後に咳払いをするところから映画が始まります。

🔵猿への投与実験を経て開発したワクチンを自ら摂取してその有効性を試す女性。

🔵感染と関係ない商品が買い占めされ、売り切れる。

コロナ禍の日本では今のところは映画にあるように暴動で街が荒れ果てる事も起きていませんね。

それはそうと、私の周りには何かあったらすぐトイレットペーパーと米を買い占めたがり、買い占めといて皆が困ってきた時に、知り合いにただで与えたりする人がいたのですが、その思考回路が恐怖しかありません。ここぞとばかりに恩着せがましい。そんな事をしないでくれたら、販売店で必要な人が必要なだけ買うのに。。。あ、これはただの愚痴ですね、すみません。

どちらの映画も共通して

🔵ウイルス発生源にコウモリ

というのもこちらもゾッとする設定でした。

コンテイジョンではウイルスが人の体に初めて入ったのは中国だと描かれていました。コロナウイルスの場合は、実際にはどこなのでしょうね?

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