【世界一周】*タイ編*ネットの情報を全て鵜呑みにしてはいけないと学んだ in ゴールデントライアングル
サワッディーカーสวัสดี!でんでんです。
バンコクから離れて北上する前に一旦3年振りにパタヤに行って、ラン島をバイクで回って一瞬バンコク戻って国内線でタイ北部の街チェンライへ。
チェンライではもはや定番の観光地ホワイトテンプルとブルーテンプルを1日で見て回って、お昼はカオソーイを食べたり、夜はナイトバザールに行ったりと、ザ定番な感じで過ごした次の日、タイとラオスとミャンマーの国境が交わるゴールデントライアングルへ行くためにホステルを出発した。
事前に調べた情報によるとチェンライバスターミナル1からチェンセーン行きのバスに乗って、そこから乗り合いソンテウに乗り換えればゴールデントライアングルに行けるとのこと。
これだと片道100バーツ以内で行けそうだ。貧乏バックパッカーにはありがたい。
一応バスターミナルのインフォメーションオフィスで「ゴールデントライアングルに行きたい」と伝えると「10番乗り場からチェンセーン行きのバスに乗って」と言われた。よし、事前に調べた情報と一致している、と安心しチェンセーン行きのバスに乗り込んだ。
チェンライからチェンセーンまでは片道約1時間半ほど。
チェンセーンのバス停に到着した。
さてここからソンテウに乗り換えると。
調べた情報だと青色のソンテウで車体に「GOLDEN TRIANGLE」と書かれているからすぐに分かるとあった。
青色のソンテウあった。
運転手に「ゴールデントライアングル?」と聞くと「もうソンテウは出てないよ」と言われた。
え、出てないってどういうこと?ここにソンテウあるやん。
運転手いわく、今日は朝8時発のソンテウしか出てなくて、それ以降はチャーター式になるとのこと。つまりトゥクトゥクと同じで運転手の言い値で金額が決まるシステムらしい。
いやいや、1日1本ってのもなんでやねんやけど、8時て早すぎるやろ。
ちなみにいくらでゴールデントライアングルまで行けるか尋ねたところ片道150バーツ、往復だと300バーツ。
あー、高いなぁ。だって乗り合いソンテウで40〜50バーツくらいで行くつもりやったから恐ろしく高く感じる。
一応近くにいたトゥクトゥクの運転手にもいくらか尋ねたところソンテウと同じで往復300バーツとのこと。
ここからゴールデントライアングルまで片道10分くらいの距離やけど片道150バーツは適正価格なんやろか?
旅ではできるだけタクシーとかトゥクトゥクとかぼったくられる可能性があったり値段交渉しないといけない乗り物を避けてきたので、正直これが適正なのかが判断できなかった。悔しい。
軽く値段交渉してみる私。
往復200バーツでどう?と言うとそれはダメだと首を横に振られた。
あーもう、値段交渉めんどくさい!!
金額を確かめるためにGrabで調べてみると片道約170バーツ。
まぁ、そんなものなんかな。
Grabでバイクタクシーなら75バーツほどでいけそうなので、それを呼ぼうとしたけど、ここは国境に近い北部の街、Grabのバイクタクシーなんて走ってなくて呼べず・・・。
あー、どうしよう、乗り合いソンテウで行くつもりで来たからトゥクトゥクで行くのは正直気が乗らない。
レンタルサイクルとかレンタルバイクなら安く行けるんじゃないか?と思い、近くにいた人に「この辺にレンタルサイクル屋さんある?」と聞いたけど、ないとのこと。
あ、やばい詰みかけている。
いや、お金払えばトゥクトゥクで連れて行ってもらえるんやけど、どうしても気が乗らない貧乏バックパッカー。普段の単発の旅なら普通に乗ってたのかもしれないけど、少しでも節約しておこうという気持ちが優先的に働いてしまった。
何の策もないままゴールデントライアングルに向けて歩いてみる私。
たまーに考えるより先に行動してしまうことがある。
ちなみにゴールデントライアングルまでは徒歩2時間。
無謀すぎる。徒歩1時間なら余裕やけど2時間はしんどい。
もしかしたら歩いている途中でレンタルサイクル屋さんがあるかもしれない、という謎の希望を持っててくてくと歩き出した。
まぁ、歩けど歩けどそれらしいものはない。
時々バイクで走っている欧米の方を見かけたので、どこかにレンタルバイク屋さんがある!と思ったけどそれもない。
今ならヒッチハイクできそうな気がする、とさえ思ってしまった。
結局しなかったけどね。
そろそろ何か策を打たないとひたすら歩き続ける羽目になる。
今からトゥクトゥクの場所まで戻るのもしんどいしどうしようか。
すると1件のホテルがあり、外にレンタルサイクルらしいものがある。
おそらくあれは宿泊者用に貸し出している自転車だろう。頼んでいくらか払ったら宿泊者じゃなくても貸し出してくれるんじゃないかな。
そんな希望を持ってホテルの受付へ。
私「ごめんなさい、私宿泊者じゃないんだけど、外にある自転車貸してくれませんか?お金は払うので。」
受付のスタッフさんは英語が分からないっぽくて、Google翻訳で会話することに。
スタッフ「レンタルサイクルはしてないの」
あれはレンタルサイクルじゃないっぽかった。
私「バイクもない?」
スタッフ「ない」
私「ゴールデントライアングルに行きたくて・・・」
スタッフ「・・・タクシーを呼んでみるね」
私「いくらかかりますか?」
スタッフ「300バーツ」
私「あー、ちょっと高いですね・・・」
スタッフ「いくらなら払えますか?」
私「100バーツだと嬉しい。。。」
なんか自分が情けなくなってきた。
どんだけ金ないんだよ、私。
いや、実際には払えるくらいのお金はあるのに、こーやってみんなに助けられて、迷惑かけてまで安く行こうとしている自分が惨めに思えてしまった。
そんな気持ちになってると、スタッフの方のバイクでゴールデントライアングルまで連れて行ってもらえることに。
なんかもう、すみませんと感謝が溢れてくる・・・・!!
バイクの後ろに乗ってゴールデントライアングルへ。
さっき100バーツまでなら払えると言ったので100バーツを払おうとしたけど、ちょうど100バーツ札がなくて500バーツ札しかなかったのでそれを渡したら、スタッフの方がお釣りを持ってないみたいで、どうしよう・・・となり、できる限りの細かいお金をかき集めて最終的に25バーツしか払うことができず、それでいいよーと言ってスタッフの方は帰ってしまった。
もう。。。本当に申し訳ない&ありがとうございます・・・・!!
肝心のゴールデントライアングルはというと、正直けっこうテンション上がった。
島国日本にいるとなかなか国境を見ることがないので、この川の向こうが別の国かと思うと心躍るものである。
しかも斜め左はミャンマー、斜め右はラオス、そして私が今いるのはタイランド、すごい。3つの国を同時に見ることができている。
来てよかった。ホテルのスタッフさんにも本当に感謝だ。
さて帰りのことを考えなくてはならない。
観光客の人もけっこういたので、その人たちに付いて行けばなんとかなるんじゃないかと思ったけど、欧米の観光客も中国の観光客もツアーで来てるっぽくてみんな大型のバスに乗り込んでいった。
完全フリーな旅をしているのは私だけっぽかった。
あー、帰りも苦労するパターンかもしれない。
とりあえず、ボートツアーのスタッフさんに「チェンセーンに行きたいけど、どうやって行ったらいいですか?」と聞いてみた。
ソンテウがあるけどもうこの時間はもうないよ、とのこと。
何もかもが早すぎ。フリーの旅行者にはやさしくないぞ、ゴールデントライアングル。
なのでバイクタクシーを呼んでもらうことにした。
もうこれでサクッと戻ろう。
そしてチェンセーンのバス停に到着し、チェンライまで帰ろうとしたら、近くにいた人が「もうチェンライまでのバスないよ。」と言ってきた。
「え・・・・????」
「最終バスは14:30だよ」
現在15:10。。。。
「えーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
うそやん。まじか。え、そんなことある?
てか最終バスが14:30とか早すぎひん??!!
いや、帰りのバスの時刻を調べんかった私も悪いけど、だって最終がこんな早いと思わへんやん。
あーもう完全に詰んだ。
最終バスの時刻を教えてくれた人がタクシー会社のスタッフっぽくてチェンライまでならタクシーで800バーツで帰れるよ。と言ってきた。
ローカルバスなら40バーツで帰れるところを800バーツ。。。
けどこれしか方法がないっぽい。
次の日にはチェンマイに行く長距離バスを予約しているのでこの日中にチェンライに帰らないといけない。
しかも現金しか無理と言われ、ATMで800バーツをおろした。
痛い出費だ。
行きでホテルのスタッフさんの時間をとらせて色々助けてもらったのに25バーツしか払えなかったツケが回ってきたのかもしれない。(ツケが回ってくるの早い気もするけど。)
そんなこんなで800バーツで無事にチェンライまで帰ってくることができた。
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今回学んだことは「ネットの情報を100%鵜呑みにしてはいけない」ということ。
私もできるだけ最近の情報を得るようにはしてるけど、昨今はコロナが流行って状況はかなり変わっているのが身に染みて分かった。
多分昔は乗り合いソンテウとかもあったけど、コロナで観光客が減ったからそれもなくなったとか、そういうこともあるんちゃうかな。(実際には分からんけど)このソンテウに限らず他の場所でも前まではあったのに今はないことが世界中であるかもしれない。
そういえばチェンライ空港から市街地まで20バーツのバスがあるという情報もネット上に載っていて、それを利用しようとしたけど実際今はなかった。
だからネットの情報はある程度参考にして、できるだけ公式の情報であったり、現地で現地の人に聞く情報が一番だと思った。
当たり前のことなんやけどね。
けどネットで何でも情報が得られてしまうのでネット上の情報をあてにしがちなのが実際のところ。
当たり前のことやけど大事なことを800バーツで学んだ in ゴールデントライアングルでした。