忘れる読書 13 〜読書は出逢い〜
みなさん、こんにちは。猛暑日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は先日、長野県のキャンプ場でゆっくり読書しようと試みたのですが、テント張ったり、火をおこしたりと、慣れない作業の連続で本を読む余裕はまったくありませんでした。
さて、今回は私流の「読みたい本の探し方、出逢い方」について、ご説明したいと思います。
Amazonのレコメンドで出会う
Amazonで探すのは本当に便利ですよね。Amazonでは、自分が興味を持ちそうな本をオススメしてくれるので、ついつい表示された本が欲しくなってしまいます。
しかし、この便利なオススメ機能だけに頼ってしまうのは危険です。気づくと同じようなジャンルの本ばかり読んでしまい、自分の読書の範囲が狭くなり、教養を拡げることができません。
人が薦めた本を絶対に読む
これは、自分で強引に決めたルールです。とにかく、人が紹介してくれた本は必ず読む、というものです。友人が「この本、面白かったよ!」と言って薦めてくれた本、Facebookで知り合いが読んだという本。とにかくオススメされた以上、知ってしまった以上、その本を必読するのです。
習慣化するために、本をお薦めされたらすぐにAmazonなどで検索し、注文するかお気に入りに入れます。その日中に手に入れる手配をするので、読まないまま忘れてしまう、ということはありません。
もちろん、知人が薦めてくれた本だからといって、必ず面白いとは限りません。しかし、そんな本でも「あーこういう本があるのか、紹介されてなかったら、一生知らなかったかも知れないな…」といった経験も多くあります。
最近の私に実体験で言いますと、実家に帰省した際、母親が読んだ本を薦めてくました。その本を持ち帰り、しばらく読まずに放置していたのですが、ふとした時に手にして読んだところ、とんでもなく面白いかった!という経験をしました。その本は、内館牧子さんの「終わった人」という本です。
内舘さんの本は初めて読んだのですが、スピード感のあるドラマティック展開、男性、女性目線からの繊細な心理の描写がたまらなかったですね。最高でした。トレンディドラマなどの脚本を数多く手がけてきた方なので、母親世代には浸透している方ですが、私はよく知りませんでした。この本との出逢いに感謝しています。
また、10年くらい前になりますが、嫁さんのお父さんが貸してくれた、司馬遼太郎の「坂の上の雲」も最高でした。1970年くらいの原書らしく、所々昔の表現がありましたが、これまた最高でした。これは日本人は必読の書籍ですね。この本をきっかけに、明治維新から太平洋戦争あたりの歴史にとても興味を持つようになりました。
時には人に本をプレゼントする
また、良書との出逢いにより、人とのコミュニケーションが円滑になる、共通の話題として話のネタになることは沢山経験しています。今まで3回くらいしか無いのですが、自分が好きな本をAmazonでギフト購入して、人に贈ったことがあります。これは意外と喜んで貰えますね。普段本を読まない人でも、本を読んでくますし、何より親交が深まります。次回会った時にかならず共通の話題として浮上してきますので。
本は人と人、コミュニケーションの接着剤みたいな働きをしているなぁ、本とは出逢いを創出してくれるものであり、ご縁だなぁ、といつも思っています。人が読んだ本を聞いて、「あ、それ僕も読みました!」ということもあります。その時に、忘れる読書を実践していれば、Evernoteですぐにその本を検索できて便利です。作者や本の題名を忘れていても大丈夫です。
私は読書にも出逢いがあり、ご縁みたいものがあると思っています。
まさに読書は人生の一部であり、人と人とが偶然出会って仲良くなるような事と似ていますね。
それではまた