怒るオジサマとオバサマ同盟

スーパーのレジがいつになく混んでいた。レジの前の長い列は商品棚まで連なっている。私の順番があと３～４人になった時、男性（８０才くらい？）の怒っている声が！

同じレジへの列が２つの通路にできていたのです。私が並んでいた列が正しい列で、その男性の列は並んではいけない通路だったのですが（並んでいい通路には床にテープが貼ってあるので、わかる人にはわかるのだけど）、その列に並んでいた他の人は、間違いに気づいて移動されていましたが、その男性は自分の正当性を主張して大きな声で怒ってました。

矢面に立たされたのは、私の前にいる女性です。男性は「何とか言え！返事くらいしろ！」というのですが、その女性は何も答えません。怖かったと思います。すでにその男性は、女性の前に割り込んで、入っているし。

その女性は、一つ後ろの私を振り返って、「怒ったはるし、あの人をいれてもいいですか？」と聞くので、私「うんうん」と目を見て頷く、私の後ろの女性も「うんうん」と同意している様子。

おじさんは、まだまだ怒ってましたが、触らぬ神に祟りなし的に、私たちオバサマ同盟３名は、無言にして結束！

小声で、オバサマ同盟は、「今日は混んでるね～」などと話していると、私の後ろの女性が「もしかして、○○教室でごいっしょだった人じゃない？声でわかった」と。私「そうそう、あ、お料理の先生をしてらっしゃる人ですよね？」お互い、名前はすっかり忘れているけど、声は覚えている。「マスクでわからなかったわ！」

怒るオジサマのおかげで良いこともあった！

コロナでイライラしている人、多いですよね。事件や事故のニュースを見ていても、みんなイライラしてるんやろな・・・と思うもの。

少なくともオバサマ同盟は、ゆるーく生きているのか、こころにゆとりがあってよかった！

でも、もし正しい列に並んでいる人の中に、オジサマと同じようにイライラしている人がいたら、大声を出しあうような、大変なことになっていたかも？

お店の人も、ちょっと見て回るなりしてくれると助かるけど、まあ、みんなお互い様、自分だって間違える時あるし、イライラしちゃう時だってあるしね。これも共生？寛容な世の中になるといいね。

実はこのオジサマはマスクをしていなかった。マスクもしていない怖い人、、、と一瞬思ったけど、世の中にはマスクがしんどい人もいるし、うっかり忘れて来ちゃう人もいる。私の中にもまだまだ偏見があるんだな、反省反省！寛容寛容！と自分に言い聞かせた。