アンデルセン公園をぶらぶら。
風もなく穏やかな初冬の平日、船橋市のアンデルセン公園をぶらぶらする。千葉あたりは紅葉前線のしんがりを務めるように12月がその見頃。桜やチューリップ、ひまわりなどのスターに色めき立つ季節とは違った落ち着きが園内にはあって、来園者は行く季節を慈しむように心なしか足取りもゆっくりと感じられる。
ところでこのアンデルセン公園、なんと65歳以上は無料とのこと。今年図らずも65歳になってしまったワタクシはどうやら入園料が要らないようだ。入口で恐る恐る免許証を提示「嘘をつくでない。そんな深みのない65歳がどこおるのだ」「お代官様、これは持って生れたもんでそうおっしゃられても」などという一抹の不安(あるいは期待)は杞憂に終わり、にっこりと笑って「どうぞ」と通された。初めての高齢者待遇。ありがたいが、どうも釈然としない。この扱いに慣れるにはまだまだ修行が必要なようだ。
のんびり草木を愛でながら、では広大なアンデルセン公園をくまなく見て回ることはできない。この日4時間かけて回ったのはその三分の一くらい。お代が要らないとのことですのでまたお邪魔させて頂きます。