見出し画像

アンデルセン公園をぶらぶら。

風もなく穏やかな初冬の平日、船橋市のアンデルセン公園をぶらぶらする。千葉あたりは紅葉前線のしんがりを務めるように12月がその見頃。桜やチューリップ、ひまわりなどのスターに色めき立つ季節とは違った落ち着きが園内にはあって、来園者は行く季節を慈しむように心なしか足取りもゆっくりと感じられる。

ところでこのアンデルセン公園、なんと65歳以上は無料とのこと。今年図らずも65歳になってしまったワタクシはどうやら入園料が要らないようだ。入口で恐る恐る免許証を提示「嘘をつくでない。そんな深みのない65歳がどこおるのだ」「お代官様、これは持って生れたもんでそうおっしゃられても」などという一抹の不安(あるいは期待)は杞憂に終わり、にっこりと笑って「どうぞ」と通された。初めての高齢者待遇。ありがたいが、どうも釈然としない。この扱いに慣れるにはまだまだ修行が必要なようだ。

気温は15~16℃。暑くもなく寒くもない。あっぱれ日本晴れよりこういう空がいい。
公園の中央には「太陽の池」という約1.6ヘクタールの池があってボート遊びも楽しめる。
水面に映る樹々がきれい。小さなカフェのオープンデッキで池を眺めながら「アンデルセンドッグ」なるものを食べる。ひたすら長いビッグサイズのホットドッグなのだ。
パンパスグラス越しに見えるのは池の中央にかかる「太陽の橋」
時間はゆっくり。
色彩の競演。
「照紅葉」水面に落ちたら「落葉舟」。枯れて落ちると「冬隣」
パンパスグラス越しの風車。午後になると雲が出てきた。
19世紀のデンマークの農家を再現。当時の農具やベッドなどが展示されている。手前に見えるのはチョウセンアサガオ。
アンデルセンの故郷・オーデンセの街をイメージしたミニチュア。ちょっとかわいい。
「パンジー・ビオラ100選」とある。
オーデンセ市の野外博物館の管理棟をイメージした建物。一階は売店。
彼はこうして日長一日じっと待っている。箱の中身は何?
この日の雲は芸術的。そう「雲は天才である」

のんびり草木を愛でながら、では広大なアンデルセン公園をくまなく見て回ることはできない。この日4時間かけて回ったのはその三分の一くらい。お代が要らないとのことですのでまたお邪魔させて頂きます。


いいなと思ったら応援しよう!