65歳になった。なんといってもこれが今年の極私的トップニュースだ。とりたてて感慨はないのだが、世の中がそっとしておいてはくれない。市役所やら年金事務所やら国税庁(は多分来ていない)やらから様々な勧誘、じゃないお達しがくる。「しがない」が枕詞の年金暮らしの始まりだ。
65歳というのはそんな社会的な節目かも知れないが、カラダとココロは限りなく中途半端だ。慢性心不全と低空飛行の腎機能を抱えてカラダはとっくに後期高齢者真っ只中なのに、ココロはふらふらと定まっていない。雨トモ風トモ勝負ハシナイ、丈夫ナカラダハナイカワリ多少ノ欲ナラ捨テズニイヨウカ。そんな2024年に読んだ本の中から印象に残った20冊はこんな感じ。
あっちこっちに興味が飛んで相変わらずの乱読。「好きな本を5冊あげてもらえばその人がわかる」なんてのがあるけれど、こんな20冊をチョイスするオヤジはどんな人間なのか聞いてみたい。本の購入は基本的には書店で。ふらふらとさ迷いながら手に取ってみないと購買意欲は湧いてこない。
見出しの写真は「ゆいま」さんの作品をお借りしました。ありがとうございます。