地元への貢献を目指してUターン就農を開始!藤春さん-農家さんの想い#7
2020年に独立し就農した藤春さんに就農への経緯とこれからについてお聞きしました。
東京の会社を辞めて地元で農家へ
農業研修の後、親戚が農業をしていたこともあり、同じ作物を栽培をすることを決意。地元の福岡県嘉麻市の畑にハウスを2棟建て、2020年から栽培を開始しました。
「地元に貢献したい」と想い、嘉麻市のなつきという地域のマスコットキャラクターから屋号を「なつきファーム」としたそう。
嘉麻市と合併する以前、その地域は稲築町(いなつきまち)という地名でした。当時、稲築町にはレンコン畑があり、遠賀川にカッパが出るという伝説がありました。1991年頃に、稲築町の名前をかけて、「なつきちゃん」という名のマスコットキャラクターのカッパが誕生。そこから、なつきちゃんへの馴染みから地域では保育園の名前や子どもの名前にされるようになりました。
さて、ここで問題です。
トップ写真で藤春さんの後ろにいらっしゃる緑の葉っぱたちは、何の葉っぱでしょう?
福岡を代表する果物の1つ、あまおうイチゴです。
葉っぱだけ見ると、少しわかりずらいですよね。
ハウスで作業をしやすいように腰の高さにイチゴが成る設備も導入したそうです。現在は藤春さんのお母様にも手伝っていただきながら生産をしています。
肥料等の育てる環境を変えると味が変わることに気がつき、よりおいしいイチゴをつくるため、友人からもフィードバックをいただきながら更に良い栽培方法を研究しています。
5年目以降にはハウスを4棟に増やすことを目指している藤春さん。
それまでの間に質を高め、収穫量を出せるようにしていきます。
購入できる場所
現在は全てのイチゴをJA (農業協同組合)へ出荷しています。お近くのスーパーで手に取ったあまおうイチゴは、もしかしたら藤春さんがつくったイチゴかもしれません。
今季のイチゴは終わりかけですが、またおいしいイチゴが収穫される来季が楽しみです。
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