大豆じゃダメかな?part2
昨日書いた記事の続き、というか補足を書こうと思う。
たんぱく源として「牛や豚ではなく虫を食べるべきだ」というニュースに関しての話だ。
上記noteではたんぱく源を大豆にするという案を、日本国内に限定して計算してみた。
同じ計算を世界規模でもやってみようと思ったのだが、計算が地味に面倒だったのでEXCELを使うことにした。
日本国内に限定した場合、国土の約13%を必要とする。
これはほぼ不可能と言っていいだろう。
しかし、世界規模で考えた場合、2~3%ほどで足りることになる。
これも決して簡単な数字ではないだろうが、不可能とも言い切れないのではないだろうか?
しかも、これはたんぱく源を大豆に限定した場合の数字だ。
たとえば「陸地の1%を大豆畑にすれば必要なたんぱく質の3~5割が賄える」と考えれば、十分に有効な案と言えるのではないだろうか?
また、前回は日本の経済水域が広いことに言及したが、地球規模で見ても表面積の7割以上が海だ。
しかも、陸上のように市街地や居住地、道路や線路などがひしめいているわけではない。
たんぱく源の産出に関するポテンシャルは、陸より海のほうがはるかに高いだろう。
将来とりうるオプションの1つとして、昆虫食を研究するのは必要かもしれない。
しかし、現時点では大豆や海産物のほうが、生産・調理ともにノウハウの蓄積ははるかに多く、食べることへの抵抗も少ない。
結論としては前noteと同じものとなるが、大豆の増産・海洋資源の保全・養殖技術の研究、これらに力を入れるほうが、より有効で、より多くの人類にとって受け入れやすいものになるのではないだろうか。
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