覚えた言葉だけでは僕は僕のこと話せない
みなさんこんにちは!
今回は最近飛ぶ鳥を落とす勢いでファンを増やしているマカロニえんぴつさんの溶けないという曲について書いていきます。
この曲は以下の歌詞から始まります。
覚えた言葉だけでは僕は僕のこと話せない
向いてないのかな
きっと向いてないんだろな
僕がこの曲を初めて聴いた時は、就活でかなり苦しい思いをしている時期でした。その際、僕はこの歌詞が就活生の自分の内情を表しているように感じ、すごく共感を覚えました(おそらく製作者の狙いとは異なりますが、僕は音楽の捉え方は人それぞれでいいと思っています笑)。
僕がよくふとした時に思うことなんですが、就活において本音で戦えている人ってどれくらいいるのでしょうか。おそらくあんまりいないんじゃないでしょうか。
僕は本音で戦えていない人の内の一人でした。面接前には入念にウケのよさそうな志望動機を考え、聞かれそうなことをピックアップして答えを用意していました。そうして用意したものを覚え、あたかもそれが僕自身の本心かのように話していました。
これが正しいことだとは決して思っていませんでした。しかし、ビジネスにはそういった取り繕う能力が必要だと自分を納得させ、覚えた言葉だけで僕は僕のことを話すよう努め続けました。
本音と建前を使い分ける、そうしたズルさを身につけることが大人なんだ、これで合ってるんだと自分を思い込ませました。
しかしこういう風に考えている時点で、その道は僕には向いていませんでした。そして、そうした向いていない道へ無理して進もうとしていました。
この世界には生きていく術なんていくらでもあります。無理に向いていない道へ進む必要なんてないのです。本音でしたいと言える道を選んでいいのです。そんな当たり前のことに当時の僕は気付けずにいました。
もちろんそうした選択をすることで辛い思いも経験するでしょう。しかし、それでも進みたいと思える道が真の進むべき道です。
こういうことに気づいた僕は、覚えた言葉で話すことをやめました。取り繕わず本心で戦える道を模索することに決めました。
こんなことを言うと多くの方から甘いだとか逃げているだけだと思われるでしょう。いい加減大人になれよと言われるかもしれません。
しかし、これが僕なりの大人なのです。
大人になるとは自分を押し殺して生きることではなく、自分の心が示す進むべき方向を見つけて日々邁進することです。
さて、皆さんはどういった大人になりたいですか?
少なくとも僕は、自分の本心に従って生きようとする方々を陰ながら応援しています。