年々歌詞を覚えられなくなるのは歳のせいなのだろうか
今年ももうすぐ終わりですね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕は今年はかなりまとまった休みをとることができ、実家に戻ってまったりとした時間を送っています。
そんな中、今朝はYouTubeで色んなアーティストのMVを漁っていました。
するとこんなことを思ったのです。
「あれ、最近の歌の歌詞全然覚えてないや」
今年もたくさんの音楽を聴き、たくさんの大好きな曲ができました。
しかし、そんな大好きな曲なのに歌詞を覚えられていないのてす。
大学生の頃まで、実家でも平気で歌を歌う僕を見て、母がこんなことをよく言っていました。
「そんなによく歌詞覚えて歌えるなぁ。
おかあさん、年々歌が覚えられんくなるわぁ。」
どうやら母は、歌詞を覚えられない原因は年齢にあると思っているようでした。
というわけで僕もいつかそうなってしまうのかなぁと漠然と思っていました。
そんな僕も24歳になり、想像していたよりも早くそのタイミングがやってきました。
歳をとったんだなぁと少ししんみりしていたわけです。
しかし、今朝音楽を聴いていて、そうではなかったということに気づいたのです。
そう、歌詞を覚えられないのは歳のせいじゃなかったのです。
では歌詞が覚えられなくなった原因は何なのか。
それは、「音楽への向き合い方が変わってしまっていたこと」にあると思います。
今思うと、大学時代まではあった音楽に対する能動的な態度が、いつの間にか失われていた気がします。
昔は色んなアーティストの情報を収集して、新譜の発売日を待ちわびていたのに、今では気づけば発売しているという風になりました。
YouTubeで新しいアーティストを発掘するほどMVを見ていたのに、好きなアーティストのMVも忙しくてスルーしてしまうことが増えました。
サブスクを活用し始めた結果、一曲一曲を大切に聴くことが減りました。
こうしたことの積み重ねにより、僕の中で音楽のBGM化が進んでいたようです。
大人になるにつれ、ゆっくりまとまった時間というのは必然的に減っていきます。
そうした中で人は、音楽を受動的にしか楽しめなくなっていきます。
その結果、一つ一つの音楽への思いがなかなか深まらず、歌詞を覚えることが困難になっていくのでしょう。
来年は2023年。僕は25歳。
今年と同等、ひょっとするとそれ以上に忙しない日々を送ることになると思います。
しかしそんな中でも、音楽をゆっくり能動的に享受する時間を作っていきたいと思います。
来年も素敵な音楽にたくさん出会うぞ。
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