内部マニフェストを公開します~Konelの場合~
2019年にはじめて全社での合宿を千葉で行った時のこと。
「創業者がつくった会社」から「メンバーみんなでつくっていくチーム」に階段をのぼりたくて、全員で意見を出し合ってマニフェストをつくりました。
Konelの場合、マニフェストには2つの役割を持たせています。
- 活動する中で迷いが生じたときに判断のよりどころになる基準
- 書かれている内容を実践しているやつがイケてると評価される約束
合計20の言葉にまとまったのですが、よくマネジメントに携わる人から「あのマニフェスト見せて欲しい」と言われることが増えたし、新しく関わるメンバーも増えてきたので、よりマニフェストへの意識を持つためにも、ここで公開します。
1. 仲間の時間を無駄にしない配慮を。
でも、無駄話は毎日しよう。
2. 管理から脱却し、クリエイティブワークに打ち込もう。
その鍵は適正な報連相にある。
3. クオリティを妥協せず、ぶつかることを恐れない。
でも、何があっても仲間の人間性は否定するな。根底にリスペクトを持つこと。
4. アイディアがあれば、すぐに行動する。
ただ早いだけでなく、脳を回転させながら走る。
5. 粘り強くつくる。
そのアウトプットには長もちするインパクトがあるか、自分に問いかける。
6. 個性は発見の宝庫だ。
自分の好きを伝え、仲間の興味に興味を持つと、何か生まれる。
7. 仕事と遊びのメリハリをつける人はかっこいい。
一方で、仕事の隙間に遊び、遊びの隙間に仕事できる人もかっこいい。好きなことを仕事にして、境界線が曖昧になっていく人には拍手を。
8. 家族や友人を最優先に生きる。
でも家族や友人を、やりたいことができない理由にはしない。頼れるものは頼り、できる効率化は全て行う。
9. 日光を浴びる。
場所と時間にとらわれず、太陽を浴びる努力を賞賛しよう。
10. ベストコンディションでクリエイティブワークに臨む。
フィジカル、メンタル、作業環境、すべて最高の状態をつくることが重要だ。メシは抜くな。
11. 悩みがあったら、相談してほしい。
辛さを察してほしいため息は、迷惑なのでやめてほしい。
12. 毎日が同じ生活になっていたら、危機だと思おう。
休みを取るのもいい。小さくても新しい楽しみを見つけて復帰せよ。
13. 独り占めは損だ。
知識や楽しみは、シェアすると得する。
14. 経営者はいつ迷うかわからない。
個を縛るようなことがあったら、このマニフェストを一緒に読む時間を作ろう。
15. 越境は最も価値のある行為だ。
スキル、カルチャー、趣味。これらは混ざることで価値が高まる。ボーダーを越える仲間の背中は、みんなで押そう。
16. やりたくないことがリクエストされたら、断ってもいい。
その代わり、やりたいことでどう価値を出せるかを全力で考えよう。
17. リクエストが断られても、気にするな。
相手は正直に振舞ってくれただけで、嫌われているわけではない。相手の興味にハマるチャンスがあれば、またリクエストしたらいい。
18. リクエストに対しては、常に120%で返す心がけを。
Konelに依頼してくる相手は、普通じゃ満足できない。
19. Konelを卒業することは賞賛すべきことだ。
次のステップを考えはじめたら、まずはKonelのメンバーに相談するのがいい。挑戦はサポートされる。ベストな道は仲間から見つかることが多い。
20. Konelは便利な器だ。資本、環境、ネットワーク。
すべてのリソースを余すところなく使え。仲間のスキルを頼れ。
以上、Konelを楽しむコツ。
仲間がクールな時には賞賛し、ダサくなっている時には伝えてあげること。そして、このマニュフェストは1年に一回見直すこと。
クリエイティブを仕事にするチームこそマニフェストを言語化を。
これまでクライアントのために、ブランドづくりやビジョンづくりをたくさんしてきただけど、自分たちへの約束をつくるのはとても苦労しました。逃げられないから。
普段たずさわっているビジョンに関わるプロジェクトがいかに重いものか、再認識できるし、エンジンあったまりますよ!
そろそろこれつくってから2年ほどたつので、見直しかけないとなあ。制度やルールは時代と組織の状況に合わせて変わることが前提に制定されないといけないものだって、強く思っています。
みなさんのチームにはマニフェストが言語化されていますか?