自戒を込めて、地域に行ってこそ『関係人口』
今週は地域について考え、想うことが多かった1週間。
前も話したことがあるかもしれないけど、僕の中でローカルという感覚は「どこもローカルだと思ってます。」東京の新宿もローカルだし、神奈川の鎌倉もローカルだし、秋田の能代(のしろ)もローカルだと思っています。
そこに違うのは「人・仕事・想い」が違うだけで、どこのローカルにも面白さがあると。
ローカルな人たちというより、その地域で活躍している人と会うことが多くなって来て、そういう関係を仕事とはいえ作っていっていけるのは、僕の財産になってきていると密かに思っています。
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回想
よく小学校に入ったら友達100人できるかな?って言うけど、そう言うことじゃなくて、社会人になってこういう繋がり(人と人の繋がり)が作れていけるのは何よりも今の喜びになっていると思います。(父母へ 秋田を飛び出して面白い人生になりましたよw)
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今週のイベントで会った地域の人達。
杉原隆広さん(秋田県小坂町)
鉱山繁栄期の面影を残す産業遺産が立ち並ぶ、秋田の小さな町にワイナリ-「小坂七滝ワイナリー」を2017年OPEN。なんとか町に元気を取り戻したい・新しい産業をとの思いで、ワイナリー作りに挑み、ぶどうの栽培から仕込みまで全てを自分たちの町で完結させる、オリジナルのワイナリー。
当時若干18才だった杉原さんは町役場に就職したはずが人生の不思議な縁に導かれ、ワインのもととなる山ぶどう交配品種の開発や栽培の修行を始めることになります。
そこから様々な苦難を乗り越えながら30年。小さなワイナリーの強みを生かし、今では14種類のワインを販売しています。
イベントでは、ワイン作りの難しさ、後継者問題、どう届けるか?など、たくさんのお話を伺いました。一つのモノづくりに直向きに人生をかける姿に圧倒されます。
イベントはこちら
https://www.facebook.com/events/268493244507401/
森脇香奈江さん(島根県松江市)
島根県松江市で始まった地域活性化プロジェクトと出会い、直感とご縁を信じて移住を決意。協力隊一期生として、地域に入り込んで課題に向き合い走り続ける3年間を過ごした後「松江に今まで無かった。を、おもしろく!」をテーマに、野生鳥獣肉の利活用や地域資源を活用した商品開発などに取り組む合同会社弐百円の代表を森脇さんはやっています。
今回のイベントでも収穫した梅を使って梅シロップを作るワークショップをや、JAや地元の酒造会社に販売するほか、加工商品の「やくもの梅あっさりタレ」「やくもの梅ぇ~Goo!」など4種類を開発しています。加工に用いる梅の実と種は手作業で一つ一つ丁寧にほぐし、具材の干し大根やタケノコ、梅を煮る際の日本酒と醤油も地元産を使っています。
地域おこし協力隊のアイデアで「八雲梅鰹出汁」を開発したり、市内の農林高校とも連携して商品を使った料理をイベントで販売したりするなど、活動の幅が広げて活動しています。
イベントの中でも、地域に入っていることの難しさや地域と協力しながら今の自分を作って行くことなど、地域で生きることの意味をたくさん教えていただきました。
イベントはこちら
https://www.facebook.com/events/2646923532220739/
今回は二人の地域の日常の話でしたが、暮らしに関わる生業を作ることや、そこで暮らして、明日を作っていく『自分らしく、自分の暮らしを作っていく』そんな場所にこれから訪れて行きたいな!と改めて思いました。
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そこには全てリアルしかない。
そのリアルさや共鳴したポイントがあるから繋がりになるし、会いに行く関係になっていくんだと思う。関係人口の本質はそこにある。
もう少し移動しやすくなったらではあるが、必ず行こうと先に断言しておこう。