サッカークラブのクラウドファンディング
サッカークラブの売上は、チケット、グッズ、スポンサー、リーグからの分配金、の4つで構成されている。コロナの影響により、チケット・グッズの収入はほぼゼロ。スポンサー収入も、観客・視聴者がいないままでは払い戻し要請のリスクもある。
一方で、販管費はなかなか抑えられず、ほとんどのサッカークラブは赤字どころか資金ショートのリスクさえ抱えている。
コンサドーレの衝撃
4月には、コンサドーレ札幌の野々村社長からの衝撃的なコメントもあった。
その後、コンサドーレ札幌は、金融機関を中心として5~10億円の資金調達の交渉を進めているが、その一環としてクラウドファンディングにも積極的に取り組んでいる。
ファンとは、強い時、勝っているときだけに熱狂する人のことではない。
そのクラブが未来永劫活動を続けていくことを願い、辛い時にこそ応援してくれる存在だ。
コンサドーレは、これまで過去にクラウドファンディングを何度も成功させている。それは、—選手一人ひとりがこれまで築き上げてきた信頼や人望があるからだろう。
経営が厳しいのは、もちろんコンサドーレだけではない。
多くのファンを抱える浦和レッズも同じだ。
濃淡はあれ、他業界と比して、圧倒的にファンとの信頼関係を重視するのがスポーツであり、多くのサッカークラブのはず。
だから、こんなときにこそ、ファンが応援したいクラブの資金調達のチャレンジを知る機会は、少しでも多いほうが良い。
そんなことを思いながら、下記にJリーグのクラウドファンディングを纏めておく。
コンサドーレ札幌
#全道一丸で乗り越えよう !コンサドーレパートナー企業 応援プロジェクト!
価格:5,000~100,000円
リターン:好きな選手の直筆サイン、スポンサー企業の商品など
清水エスパルス
価格:2,500~25,000円
リターン:25周年記念誌への氏名掲載、トークイベント参加等
鹿島アントラーズ
ふるさと納税を活用するという、新しいスキーム。
価格:10,000~10,000,000円
リターン:アントラーズOBとの特別交流招待、ヘリコプター観戦プラン
横浜FC
価格:5,000円
リターン:応援レターがスタジアムなどに掲示される、選手サイン等
セレッソ大阪
価格:3000円
リターン:限定デザイン シルバーペンダント OR カフス
ヴィッセル神戸
お金ではなく、アイデアを集める、という方法もある。
大分トリニータ
価格:2000円
リターン:無観客試合の際に段ボールサポーターである「トリボード」を置くことができる。
Jリーグ
Jリーグ社会連携本部(シャレン!)によるクラブと、クラブと協働するプレイヤーを応援する為の社会活動型クラウドファンディング。