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GAFAが実践するファイナンス思考と日本企業のPL脳(『ファイナンス思考』書評)
ファイナンス思考は、大企業のビジネスパーソンが陥りがちな短期的思考(PL脳)と違って長期的な企業価値を重視する考え方です。著者は、ファイナンス思考によってミクシィの業績をV字回復した朝倉氏。実体験に基づいた整理がされていて、かつ小難しいファイナンス用語を省いた文章になっており、経営・マネジメントに関わる全ての方にお勧めです。
ファイナンス思考とは
多くの企業が陥りがちなPL脳的な考え方と対比して、ファイナンス思考が説明されています。GAFAが急成長した要因もこのファイナンス思考である一方で、日本企業の多くが高度経済成長期には有効だったPL脳にいまだに縛られているとの分析は明快です。
特に日本は「低成長」な時代を迎えており、ファイナンス思考をベースとした大規模投資による新市場創出が必須であると筆者は明言しています。
PL脳の5つの行動パターン
上記のようにファイナンス思考の重要性を訴える一方で、多くの日本企業の成長を抑えている「PL脳」についても5つの行動パターンに分解して説明がなされています。この章を読むと、大企業が自然体で陥っている行動パターンだなぁと切に感じます。
ファイナンスの4つの側面
「PL脳」の行動パターンに触れた上で、改めてファイナンス思考を実行するための具体的活動を示してくれています。
上記の活動を、アマゾン・リクルート等の具体的事例を基に説明されておりとても理解が進みます。
※アマゾンの経営戦略についてご関心があればこちらもご一読ください。
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