働くしかなかった団塊周辺の世代と、儲からなくてキツイならあんまり働きたくない氷河期世代とそれより下の世代
こんにちは、木月まことです。
僕は、アラフィフの人で、世代的には氷河期世代とかロスジェネ世代に該当する人です。
僕は、前科者とかではないものの、色々何かが祟ったのか、今日もう、肉体系の仕事ばかりが眼前にある状況で
数年前までは、そんな仕事にも甲斐甲斐しく働きを見せてたとは思うのですが、さすがに、年齢・物価高・独身・所帯なし等悪条件が重なったためか、息切れを起こしてきました。
そんな中、僕よりさらに上の世代の頑張りが際立ってるように感じる部分があります。
アマゾン等の配達業、コンビニなどに荷物を運んでくる人
アラフィフの僕より、さらに上の世代の頑張りを目にします
マックで働く90代の女性が話題になったのも最近です。
「自分はまだ(?)50代なのに情けない」と引け目を感じることもなくはないのです。
しかるに、氷河期の自分と、これらの甲斐甲斐しく働く上の世代は何が違うのだろうと考える最近で
今日は、そのあたりについて、考えました。
まず、ぼくら氷河期世代の多くは、社会自立が期待される年齢と
それまで昇り調子だった国の経済が決定的に傾き始める(バブル崩壊)がほぼ同時だったということです。
つまり、僕らより上の世代(団塊、または団塊よりちょっと下の世代)は、就業したときは、おそらくまだ、経済が昇り調子だったということです。
さらにつまり、初動に(就業に関する)躓くことは少なかったと思います
また(フリーター)とか(引きこもり)という選択は事実上なかったでしょう。
僕らの世代は、ガキ(子供)のころ、上の世代よりは娯楽が充実してました。
多分、上の世代は、子どものころ、特定のマンガを10冊以上買って、捨てられないまま押入れに今日まだしまってあるとか、捨てられないプラモデルがそこそこあるとかないんじゃないかと思います。
つまり、身軽なのです。
僕ら氷河期からは、こどものころの娯楽カルチャーがハンパないのです。
ファミコン・ドラクエ・バンドブーム・アニメカルチャー……娯楽漬けといってもよいでしょう。
(フリーター)という生き方が注目されたのと、就職氷河期はほぼ同時です。
このふたつは補完の関係にありますから、ある意味必然でしょう。
オタクという言葉が流行語になったのも、就職氷河期が始まる数年前です。
上の世代は、こういった悪条件(?)から自由でした。
経済がまだ傾かないうちに、働くこと(生きること)の基本を身につけ
僕らの世代みたいな、そこに立てこもる娯楽もそんなにはなかった世代なのではと考えます
上の世代は、もうけ過ぎて上がってしまったような人を除けば、世代的によく働く世代で
僕ら、氷河期世代は、少なくとも、外観はどうあれ、内面的には
儲からなくてキツイなら、あるいはあまり面白くない仕事なら、あまり働きたくない世代なのではないかと思います
Z世代に至っては、儲けることや稼ぐことにもあまり興味がない、というより、それがどういうことなのか、同世代にモデルが少ないため実感がわかず(モデルがいても、妬みの感情しか湧かず)それに関心がない人が多いのではないでしょうか。
この世代の働く動機に、推しを応援するためというのを聞いたことがありますが、それすらないよりマシにせよ、そういう感じらしいです。
聞く人が聞けば「なにを甘ったれた!」と叱責したくなる有様かもしれませんが
運よく、30前後までに働く基本を身につけられた人とそうでない人の開きが大きいのは否めない感じもあります。
競争原理のさらなる激化と弱者の切り捨ては、闇バイトその他の社会問題を生んでいます
このアンバランスの是正(にかかる歳月)は10年とかじゃ効かないんじゃないかと思うこともあるくらいですが
いずれにせよ、甲斐甲斐しい活躍を見せてくれてる上の世代(感謝しかありませんが)と、どこか……いや、かなり労働を忌避してしまってる下の世代には、そんな基本条件の違いがそもそもあるようです。
ドライバー不足など、人手不足も問題になってます
横浜市でバスの減便と職場ばなれが、大阪万博も、会場へ行くためのバスの運転手の確保が問題になってるとか
終バスの時間は確実に繰り上がってます。
家や店舗(飲食店)の解体作業とかは、僕の地域(神奈川のとある場所)では、ほとんど外国人の作業者しか見当たりません
これでも、まだ、日本は外国人を全部追い出してもやっていけるハズという理屈には、現時点で個人的に賛同しかねますが
闇バイトくらいの金をはずめば、Z世代の日本人が仕事をやってくれるのでしょうか
いや、はなしがそれました。
上の世代(団塊の世代とその周辺の世代)は、どうしてあんなに頑張れるのだろうと考えた時
日本の経済が昇り調子のときに、働くことの基本を身につけられたことと
氷河期世代やその下の世代みたく、娯楽的なカルチャーがそんなになかったので、働くことは他の世代にくらべ自然なことなのかもしれません。
だから、個人単位で、怠け者とか、人間のクズとか、サイコパスとか評して終わらせるのではなく、バックグランドや基本条件の違いを考えないと、理解不足のまま平行線かもしれないなと思うこともあります
というわけで、今日は、頑張る上の世代と、半分やる気を失ってるかのような氷河期(世代)と、それより下の世代は、いったい何が違うのだろうというはなしでした。
決定解ではなく、まったく僕の個人見解にすぎませんが
ふ~ん、そうかもしれないなとか
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御一読ありがとうございました。
(あとがき)
氷河期世代やその下の世代だって、職務に精励して頑張ってる人は沢山いるだろ!といえば人によってはそうですので、個人の資質や運の問題ともいえますが
世代カルチャーの違いという観点からみると、明らかになるものもまたあると思います。