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デジタル断ち、山寺でセルフ修行へ_自分を取り戻す2泊3日の旅【前編】
新年の幕開け。
心にくすぶる小さな違和感を抱えながら、
私は思い切ってお寺での修行に挑んでみました。
いつか行ってみたいと思っていた
社会人生活が落ち着き始めると、
『このままでいいのか?』という漠然とした不安が湧いてくることはありませんか?そんな心の声に耳を傾け、
そうだ、修行をしよう!と、2泊3日の有休をとり、修行を決断しました。
修行先を決める際、『修行、3日』と検索して一番上に出てきた禅宗のお寺に目が留まりました。
『滝行なら厳しそうだし、自分に喝を入れられるかもしれない!』
と期待を込めて調べ始めました。
ちなみに前提として、私や私の家系は無宗教で、お寺さんについて知っているのは、幼い時に近所のお寺で遊んだり、テレビで滝行の映像を見た、日本史の教科書で各宗教を何となく理解した、程度です。
お寺・宿坊選びはこうやった
どうやらお寺を調べてみると、お寺のちかくの施設で泊まりながら修行をする「宿坊」というのがあるようでした。
宿坊探しは『テラハク』という便利なサイトがきっかけでした。
せっかくなら母方の縁がある日蓮宗の総本山、身延山を選び、条件が合った『山本坊』さんに決定。サイトの使いやすさやアクセス、口コミの良さが決め手でした。
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![](https://assets.st-note.com/img/1736565340-doNSAkzleKMJ6Vt87agPHqvE.png?width=1200)
身延山久遠寺のサイトです。意外にも見やすい魅力的なデザインでした!
さらに詳細を調べてみると、身延山の周りにはたくさんの宿坊があるようなので、テラハクで候補を絞った後、食事内容や料金、寺までの距離を基準にさらに調べました。
ちなみに後で気づきましたが、宿坊からお寺への行きやすさも大切です。
お寺は山間にあることが多く、寺・本堂とどれくらい離れているか、どのくらい勾配があるかを含めて、寺まで行きやすいかを見極めるのをお勧めします!
そして決まった宿坊が、山本坊さんです。以下の等など著者にとっての好条件が最も重なったのがこちらでした
身延山久遠寺への行きやすさ
宿坊のサイトの見やすさ(宿泊者向けにどれだけ配慮されているか
Google Mapの口コミ(清潔感、対応、ごはん等)
楽天トラベルでの予約可能
ちなみに、久遠寺までの距離感はこのような形です。
基本的に山門という大きい門から参拝しますので、山門への近さで考慮しました。
後でしりましたが、久遠寺の表門は別のところにあります。(身延山大学の近辺)
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google mapの口コミ
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今回の修行の目的はただ一つ“自分を取り戻すこと”。
どのお寺のどんな宿坊で何をするかが見えてきたところで、目的を整理することにしました。ズバリ、この3つです!
デジタル遮断して1人になったうえで、
修行体験を通じて、
自分を感じること
日々、膨大な情報にさらされ、社会に溶け込むように生きる中で、自分の感覚や思いを見失いつつあると感じました。
修行を通じて、その輪郭をもう一度描き直したいと思ったのです。
事前にやったことはコレだけ
事前準備は意外とシンプル。
修行内容は現地で体験してこそ意味があると考え、宿坊選びに集中しました。ただ、移動手段は少しドキドキ。電車とバスを乗り継ぐ予定だったのですが、幸運にも知人が車で送迎してくれることに。
こういう偶然もまた、修行の一部かもしれません。
事前準備は3つだけ
修行リサーチ:何ができそうか、を知る
目標設定:修行を通じて何を期待するか、をざっくり決める
宿坊の予約:電話か独自サイトの予約の宿坊が多いです
準備のスタンス:詰込みすぎず、何かあるだろう、くらいのユルさ
寺・宿の選定は固く行い、
(修行内容など)それ以外のプロセスは緩く、
寺内で写経ができそう、座禅は宿でもできるだろう、くらいの軽い気持ちで
以上、1部は修行の設計と事前準備まででした!
いよいよ始まる修行体験。
果たして私は“自分”を感じ取ることができたのか?
次回は、287段の石段や朝のお勤め、そして予想外の出来事までを赤裸々にお届けします。どうぞお楽しみに!