喋るのが苦手ならば手話という方法もある、ぐらいが良いな。
こんにちは。
毎年9月23日は「手話言語の国際デー」ってご存知ですか?
2017年12月19日に国連総会で決議されたそうです。
私は手話は使えないのですが、夫の楽曲の中で一曲だけ手話で表現しているうたがあります。
『生きるための歌』という歌です。
歌に手話をつけるというのを実際に見たのは、2017年の大阪府高槻市のジャズストリートでのこと。
夫のライブを見にきてくださった方が、ご友人(ろう者)のためにうたに手話を同時通訳みたいにつけていたのですが、今まで見たことがないぐらい美しい手話でした。
歌に合わせて手話をするってきれいで良いなぁ。
私もやってみたい!
でも、普段手話を使っていない私が歌の時だけ手話を使うのってどうなのかしら?とか、具体的にどこで学んだら良いかとか、考えているうちにずるずると時間が経ってしまいました。
コロナ禍により唄の旅ができずに家に引きこもっていた2021年の11月、ようやく知り合いの紹介で手話サークルにおじゃまして、一緒に手話を考えていただくことになりました。
『生きるための歌』を手話に訳してもらい、一週間かけて覚えて(途中で動画を撮って送って直してもらって)、サークルの皆さまに見てもらって、間違ってるところを直してもらいました。
歌詞を手話にするときは、夫が普段はしない歌詞の解説をしてくれて(こういう気持ちをこの歌詞で表現している、とか)より歌詞を深く味わうことができました。
印象的だったのは、表情もまた手話の一部ということ。
手話は情報を伝える手段なので、単語を並べるだけ。
その単語がどのような文脈を持つのかは、表現する人の表情と動きにかかっている、ということ。
伝えたいという気持ちが一番大切、ということです。
2022年の6月9日以来、夫のライブのセットリストに『生きるための歌』が入るたびに、ステージの上でご披露してきました。
繰り返し繰り返し表現しているうちに、私の中でさまざまなことが変わって、60回を超える頃からようやく表現することに集中できるようになりました。
9月26日のライブではセットリストの最後に『生きるための歌』が入っていました。
これが98回目のご披露でした。
もしも人と喋るのが苦手だと思う人がいたら、手話という方法もあります、ぐらいになると良いですね。
私は人前に出るのは好きではないし、人前で何か表現をするなんて絶対むりと思っていましたが、手話を繰り返しているうちに自分の考えや意見、気持ちなどあまり緊張せずに伝えられるようになりました。
きっかけは手話で話すことに還元できるようになった、という体験談です。
2023/09/26
金沢市にあるメロメロポッチで開催、
〈森香でらハッピィ♡ライブ〉での記念写真です。
出演
山根照美
森香
森香が歌ったのは
『クソガキの夏』
『平和の匂い』
『月の舟』
『損』
『渋滞』
『おくりうた』
『ともだちのうた』
『たましいのうた』
『空と地面』
『虹をかけましょ』
『生きるための歌』でした。
アンコールは
『ワカレノウタ』
さらにアンコールをいただきまして
『音楽が好き』
☆☆☆☆☆☆
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夫婦で旅する唄うたい森香