100字物語「少年のさがしもの」#第41話
少年は兆しを探していた。薄曇りの朝。雲の絶え間から銀波へと一条の光が降りて来る。海に臨む天満宮。梅紋の絵馬が、一陣の風にカタカタと連符のリズムを刻む。猫が鈴を鳴らす。手水舎に梅の花びらが浮かんでいた。
(to be continued)
毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。
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