100字物語「少年のさがしもの」#第11話
少年は轍を探していた。岬を巡るワインディングロード。自転車を嘲笑うように、エンジン音が風を切り裂き駆ける。展望台の柵から伸びる望遠レンズ。鷹が急降下する。轟くシャッター音。猫がバイクを値踏みしていた。
(to be continued)
毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。
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