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憧れの人はみんな欠けていた

身近にカッコいいなー、素敵だなーと憧れる人はいますか?「憧れの人」って近づきがたいこと多いですよね。だって憧れてるくらいだから。今日はそんな憧れの人の魅力についての話です。

昨年とある本を読みました。その作者の方がご自身の概念やフレームワークを本だけでなく、オンラインの講座でも学べる機会を持っていることをお得意のtwitterで知り、さっそく申し込みをしました。とっても共感した本の作者ご本人ですよ。本を読み、twitterで追いかけているので、わたしにとっては一方的に知っている憧れの方です。あ、twitterがお得意という話はコチラをぜひ読んでみてください。「お得意」と言っても、フォロワーがたくさんいるわけでもない、思考整理と発信の練習をしているしがないアカウントです(笑)。

話は戻って、憧れの方の講座を受けました。「わーーーー、ホンモノだー」「ホンモノに名前呼ばれてるぅ」みたいな、最初は心臓バクバクで、そのあとはフワフワした気持ち。何といっても憧れですから!隔週土曜日に講座があったのですが、憧れの方はオンラインということもあってか寝癖がすごい日もあるし、喋ると想像してたより活舌がイマイチだったりしたのです。

そして数か月後のある日、きっかけがあって、わたしはその憧れの人にリアルで会いに行くことに決めました。アートでスマートなイメージとはちょっと違って、その方は想像よりポッチャリされていて、やっぱりさっきまで寝ていたのか寝癖があって、話してみるとまぁ~びっくりするくらい普通の人でした。あ、もちろん考え方や本の内容の話をリアルで聞いて、さらに共感したし、尊敬の念は変わらないどころか増しましたが。

そう。わたしが憧れていた人は欠けてた。パーフェクトじゃなかった。

当たり前と言えばそうなんですけどね。で、わたしは絶望したかというと、まったくそうではなくて、むしろその人をもっと素敵だなぁ、好きだなぁと思ったわけです。寝癖や活舌の悪さや、ぽっちゃりしたところや、けっこうダラダラしてるところを知って、「憧れの人」から「好きな人」になった。

同じような話が他にもあって。わたしのパートナーが憧れていたとある方。最初会ったときは「すごい」の一言で、生き方そのものが憧れの存在。ラッキーなことに私自身が数日間一緒に過ごす機会がありました。やっぱり欠けてた(笑)。もう奥さまなしでは生きていくのもどうかなという感じ。そしてやっぱり「憧れの人」から「好きな人」になりました。もう「大好き」というか「愛おしい」のレベルです(笑)。

「欠けてる」って愛おしい。

欠けているからこそ、好きになる。欠けていることが、その人がその人である証なんですよね。できないことや、自分にないものを恥じたり、恐れたりする必要はないのかなって。だって、そこがむしろ好きになっちゃうポイントなんだから。まさにチャームポイント。

かわいい姪甥と君たちの大事な友だちよ。おばちゃんはこんな歳になっても人生学びだらけです。変な見栄など張らずに、欠けていることをむき出しにしても大丈夫です。大丈夫というより、それはチャームポイントだからね。

最後までお付き合いありがとうございます。自分は欠けているところだらけのくせに、すごく素敵な人をつかまえて、「欠けてる、欠けてる」と連呼させていただきましてすみません。たいへん恐縮しておりますが、書きながら素敵なおふたりとのやりとりを思い出して、やっぱり好きだなぁと思いました。またこちらでお会いできたら嬉しいです。



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