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発達デコボコ息子とわたし #172 自閉症スペクトラム息子が宙ぶらりんになる今の学校制度のこと

私には息子の障害(自閉症スペクトラム)が学校生活を送る時に「宙ぶらりんになる」障害のように感じることがあります。
※自閉症スペクトラムについては、https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease06.html

息子が通った公立小学校、今通っている公立中学は、通常級と支援級というクラスがあります。
多くの子は通常級に通っています。

知的障害や情緒障害など支援が必要な子は支援級に入るのですが、その支援級の目指すところは「自立」です。
ここでいう「自立」は、「生活の自立」になります。
その中には学年相応の「学習」、「勉強」の割合は少ないです。

中学校の支援級に入ると、卒業時目指すところは「高校進学」ではなく「支援学校の高等部」への入学になります。
支援学校は「知的障害」を持つ子のみ入る資格があります。

そのため息子のような知的障害のない子は、受験資格がありません。

息子が中学校卒業後に目指せる場所ってどこだろう?

絶賛不登校中の息子は、既に中一の一学期の中間テストは受けておらず(期末テストはなかったよう)、二学期の中間、期末テストも受ける予定がありません。
支援級の子が中間、期末テストを受けることは原則ありません(希望すれば受けられるそうです)。

1学期の中間テストを受けたいと言った息子でしたが、中間テストを受けるには提出物(授業をうけて書いたノートやドリルなど)があって、受けることになっていたので、受験条件がそろうことができませんでした。

そもそも支援級の通知表には教科ごとの評価はありません。つまり内申はないと同然です。
となると、公立高校への受験はできないらしい(もしかしたできるかもしれませんが、まだ未調査)。

じゃあ定時制高校(公立はどうなんだろうか?)か私立、通信制高校になる選択になるのではと私は思います。

思うに、「支援級=知的障害の子が在籍するところ」の設定が今も続いていて、その後の進路にもつながっていると感じます。
その中で支援学校受験の資格がなく、公立高校への進学も内申で難しい。定時制高校、私立や通信制高校の選択肢から選ぶ?その選択肢から選びたくなかったら???

通常級の子だったら選べる学校が、今の息子には選べないことに矛盾を感じています。
公立高校で「不登校枠」があると聞きましたが、それでも数字の評価が必要です。

まだ2年先のことですが、モンモンと考えてしまう母です。

まずは、気になる単位制高校の見学に行ってみようかと考え中です。

#自閉症スペクトラム #発達障害 #支援級 #不登校 #高校受験 #内申点 #宙ぶらりん

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