サステナブルフード革命②
こんにちは。なかなか進みませんが、ぼちぼちと読んでいたらどんどん面白くなってきました。
P169より一部抜粋
ジャンは、曲がりなりにも人々の健康と環境の改善に役立っていると自負していた。従来の農産物 の3倍の価格で、テスラ並みの持続可能な食材を売ろうとしている――そのことは自覚していた。それでも、自社の商品が裕福なエリートのぜいたく品ではなく、新興中流階級の生活必需品であるべき だと主張した。そして最大の障壁は、テクノロジーでも土壌浄化のコストでもなく、消費者教育の欠 如だと力説した。事業を成功させ、持続型農業への道を拓くには、商品の値段ではなく、消費者の考 え方を変える必要があるのだと。
「問題は、中国の食品が安すぎることだ。アメリカの数分の1の値 段で買える」。この安さには、有害食品を口にする隠れたコスト、つまりとびきり高くつくかもしれない医療費は織りこまれていない。中流階級の中国人は、病気になる安い食品を買うよりも、高いお 金を払って安全な食品を買うほうがいいのだと、ジャンは強調した。「病院ではなく農家にお金を払おう、と考えるべきだ」
農業って非常に重要な仕事なのに日本では職業として人気がないのは残念な話だと思う。
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