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3歳児健診で娘の発達障害がわかった日/自己紹介

はじめまして。もうすぐ6歳になる年長の長女と、3歳になった次女を育てる母のnarumiです。夫が転勤族のため、3年おきに拠点を行ったり来たり…私のメンタルも荒波のように揺れ動く、そんな人生を歩んでいます。
看護師として大学病院に勤務した経験もありますが、今はゆる~く、自分の好きな「記事を書くお仕事」だけで生きております。
今回は、長女が3歳児健診で発達障害を疑われ、実際に療育に通う現在までを書き綴ります。30歳を過ぎると、なんか記憶がもう戻ってこないんですね。脳の回転が鈍ってきたのか、そもそも記憶が飛ぶほどに混乱していたのか…。


3歳児健診での“ぼやき”のつもりが…

コロナによる健診の人数制限が設けられていた時期というのもあって、3歳児健診の通知が届いたのは、3歳半を迎えた頃でした。3歳半と言えば、満3歳で幼稚園に入園してトイレトレーニングをしていた頃…。

保健師:「お子さんの様子はどうですか?」
母:そうですね~…。
私は普段の子どもの様子を、なんとなく「ぼやき」に近い感じで言ってみたのです。

  • スーパーで走り回って、たまに見失いそうになる

  • 声をかけても話を聞いているか分からない時がある

  • 基本あいさつをしない、知らない人とは目線が合いにくい

  • 集中が続かない、おもちゃの飽きが早い

  • 発語は少し遅かった(2歳でパパ、ママがはっきりしてきた)

  • 夜突然起きて泣く、吐くことがある

  • 基本偏食で野菜はあまり食べない

うんうん頷いていた保健師さんですが、今思えば確実に「発達障害」が脳裏に浮かんだでしょうね~。当時の私は、“子どもってこんなもんでしょ?”とそんな感じ。
子どもでも簡単に視力検査ができるスポットビジョンスクリーナーでの検査も、眼球動きっぱなし、じっとできずに検査できず。結局、眼科での視力再検査に加え、療育ができる医療機関との面談も勧められました。

医師との面談「習い事感覚で来るのはどう?」

3歳児健診での様子と、私が感じる家庭での様子を療育ができる医療機関の医師に相談する日がやってきました。娘と主人を連れて。
初めての部屋で初めての先生やスタッフさん。娘は落ち着きのない様子で、椅子に座ることもなく、うろちょろしていました。スタッフさんが持ってきたシールを見つけては、紙にペタペタ貼ることでようやく落ち着いた様子。

先生の話からは、こんな感じでした。

  • 少し衝動性がある

  • 場所や人に緊張を感じやすい特性が垣間見える

  • 発達途中で今後の成長を伸ばすためにも、習い事感覚で療育を始めてみては?

療育…療育って行くべきなのだろうか。我が子はそんなに悪いのだろうか。「子どもってこんな感じじゃないの?子どもにどう対応すればいいのか知りたいだけなのに。療育に通うの?発達障害てこと?」

正直、『発達障害』という診断を受けることにものすごく抵抗があったというか、認めたくなかったんですよね。3歳で幼稚園に入るまでずっと家で私が子育てしたきたわけで、少し「育児の仕方が足りなかったね」と言われているようで…。
発達障害は脳の機能の異常で起きるもので、決して子育てがダメとかではないのですが、診断を受けたくない!の私の意思が強すぎて、当時の私はずいぶんと落ち込んだのです。

療育の予約「なかなか取れない!」

療育が始まり、来月の予約を取ろうとスタッフさんと調整したときのこと。仕事に復帰していたのもあって、療育に行けるのは水曜日だけ。
「あ~お母さんごめんなさい。水曜日はどこも空いてないですねー。夕方なら良いのですが…」
そういえば!療育始める前に、医師と面談するのも半年待ちだった!(とんだ田舎なんだけどなあ~)
なかなか予約って取れないんですね、それだけ療育に通うお子さんが多いというのにも驚きでした。職場や知り合いの友達に療育に行ってることを話すと、「我が家もだよ~」なんてこともしばしば…。
療育だなんて、そんな…って思ってたのに、いざ蓋を開けてみたらみんな通ってる!
こんなママ友とのやり取りひとつで、“なんだ療育みんなやってんじゃーん”と不安が吹っ飛ぶ私も、どうかしているけども。

療育は『心の栄養をくれる』ところ

療育に通い始めて1年とちょっと。今私が感じるのは、療育という場所は子どもにとって『心の栄養をくれる』そんな拠り所であるということ。

子どもが制作した作品があると、新しいおもちゃを手に入れると、そんな時は「療育に持っていく!」と言って、必ずリュックに入れるんです。療育のスタッフさん達は、必ず注目してくれて、褒めてくれるし認めてくれる。
心地よく、ありのままの自分でいれる、そんな場所を見つけた彼女を、たまに羨ましく思うときもあります。笑

  • もしかして発達障害かも…

  • 子育てしにくいと感じる

  • 子どもにどう対応していいのか分からない

そんな時は、一度相談してみるのをおすすめします。診断をつけなきゃいけないとか思わなくていい、自分一人で抱えるよりも誰かと分かち合った方がかならず好転します。

まあ、そういう私は、来年小学生になる長女が大丈夫かどうか、今から震えが止まらないんだけど。笑





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