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コミュ力の育まれる背景
私の場合
その①
以前、一緒に働いていた年配のパートさんの中に、とにかく直ぐに謝る人がいた。
この間の提出物なんですけどね、と 言いかけただけで、
あっ! ごめんなさい!!
❨えっ? 私、まだ何も言ってないけど。。❩
時間を書く欄には◯印ではなく、実際に作業した時間を記入してくださいね と、私。
あっ、申し訳ありませんでしたっ!
私、同時に別の作業をしながら記入してたのか、良く確認しないまま記入しちゃったのだと思います。
うっかりしていました。
すみません!!
ごめんなさい!!
と、笑顔で平謝り
誰でもうっかりする事はあるし、それにそんなに謝るほどの事じゃないですよぉ。
次回から気を付けていただければいいので と、私。
はいっ!
すみませんっ!
ごめんなさいっ!
❨だから、謝らなくていいって。。。❩
またある時は、退社時間を過ぎているのに、まだ何やらゴソゴソされていたので、
どうしました?
後はこちらでやっておきますから退社されて大丈夫ですょ。
え〜、ホントですかぁ?
申し訳ありません!
何だか私って要領が悪いんですよね。
だからなのか、なかなか終わらなくて。
と 笑顔を浮かべながら。
そして退勤時、
す み ま せ 〜 ん!
ご め ん な さ い !!
失 礼 し ま 〜 す!!!
と、全力で気持ちを込めて謝られ、非常に丁寧に90度のお辞儀をされ、笑顔を残して退勤された。
事あるごとに、この
ごめんなさい!
すみません!!
に 付随して 笑顔を浮かべながらのご丁寧な弁解が、彼女の口からツラツラと飛び出してくる。
1回や2回、3回、いゃ4回? くらいなら、大丈夫ですよ〜 で終わるところ、これを、1日に何度も聞いているうちに、知らず知らずのうちにストレスになっていたのか、
1ヶ月も経った頃、
今日も彼女と顔を合わすのか と、彼女の笑顔が脳裏に浮かんだ途端、胃袋のあたりに何やら違和感が。
朝、お早うございます
と、挨拶をしたその瞬間から、彼女は満面の笑顔を浮かべ、その笑顔を1日中絶やさないのだ。
そんな 笑顔の
す * て * き な
天使みたいな
人間性ができいる素晴らしい方に対して、「ムカつく」とは何ごと!?
ですよね。。。
自分は一生懸命やっている
間違える時はそれなりの理由がある
その場の雰囲気を悪くしたくない
だからきちんと理由を話し笑顔で謝る
おそらく、彼女流の処世術なのだと思う。
良く思われなくてもいいけど
せめて、悪くは思われたくない
という心理からくる自己防衛
何をか言わんや、
私自身が若い頃、全く彼女と同じだった。
満面の笑顔を1日中浮かべていたかどうか、とにかく相手と目が合うと必ず笑顔を返した。
それは決して故意からではなく、無意識のうちに瞬時に笑顔になるのだ。
❨今思うと気持ち悪い。。❩
小学校6年間で、私は8回転校した。
たった1学期間だけ通った学校もある。
理由は父親。
私が成人してから母に聞いた話だと、父は仕事で嫌な事があると、帰宅するやいなや必ず捨て台詞を母にぶつけた。
「アイツ、オレをバカにしやがって!」
そして自分を反省することはせず、その翌日から仕事に行かなくなり、次々と仕事を見つけては転職のくり返しだったのだとか。
そんな中で私は、転校した先々で既にガッツリ出来上がっている「友達の輪」の中に、どうしたら入れてもらえるか、それはそれは神経をすり減らす毎日だった。
やっと口を利いてくれた友達に、嫌われたくない、良く思われたい、そのためには
「NO」は絶対に禁句
「YESマン」 に徹する事
そして笑顔
その友達の眉が、微かにピクっと動いただけで、
『今、私、なにか彼女の気に障る事言ったか?』と、絶えずびくびくしながら会話をしていた記憶がある。
そんな事に全神経の8、9割がたを使っていた子供時代が、その後の人格形成に良いはずがない。
小学校4年生の夏、岡山の小学校に転校した。
そのクラスの中にボスがいた。
子供心にも分かるくらい、彼女は美人だった。
目鼻だちがハッキリとしていて、目はクリっと大きな二重で、柔らかな栗色の髪が肩で揺れていた。
その彼女から意地悪をされたかって?
いぇいぇ。
長くなりそうなので(続きの下書きさえ出来てない💦)、次回に投稿します。
(こんなに長い文章を投稿したのは久々なので、ドキドキ(笑)です)
ここまで読んでいただき本当に有難うございます!!
やっと(と言っていいのか)例年通りの寒さがやってきました。
インフルエンザも流行っています。
皆様、お身体ご自愛ください。