眠れない患者をそのままにしてはいけない
入院中の患者さんにとって、その時最も重要なのは何でしょうか?
CRPが今日下がったか?
Creは下がったか?
これらの情報は患者の満足度を上げることはないでしょう。
痛みのコントロールがついているか?
よく眠れているか?
こういったQOLに関わることが患者にとって何より重要ではないでしょうか?
中でも睡眠は非常に重要な要素であり、体力の回復や免疫能の向上だけでなく、脳も休めてせん妄の予防や治療としても重要です。
ICUにおいては不眠は非常によく見られる問題です。
カテコラミンがでている状態では眠れない患者も多いですし、全身状態の悪い患者にどのような薬剤を使用するか悩む方も多いでしょう。
呼吸抑制や循環抑制を可能な限り抑え安全に眠剤を使用するためのプロトコールを作成しました。ぜひ参考にしてください。
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