新聞より～私の「折々のことば」

新聞より、印象に残ったことばを書く私の「折々のことば」
です。時々更新。

朝日新聞　2024年4月7日（日）大阪版　朝刊より
23面　教育
「子どもギャラリー」
　子どもの書字や言葉を載せています。

子どもっていいな。若いっていいな。今日のも良かった。

94歳のひいばあちゃんに習字を教わっている中学三年生。
書いた字は「我」

肝の据わった立派な字です。美しい。

ひいばあちゃんがいつも話してくれた言葉。

「文字は昔の人たちがつくった立派な文化です。書の前に立つと、書いた人の思いや人格まで見えてきます。一本の線も点も、ていねいに心をこめて書きなさい」（記事より引用）

書を書いた中学生は言います。

筆をとると自然に背筋がしゃきっとし、呼吸が整い、神経が集中してくるのを感じます。

記事より引用

「我」は最近の自分を表現する字として選んだとのこと。
「自分の意志を持って意見を言おう」
書を書くことで、確実に、自分にも向き合っているのでしょう。

もっとていねいに字を書きたいと思いました。

94歳のひいばあちゃんも、きっと背筋がしゃきっとしているのでしょうね。

＊ヘッダー写真、お借りしました。
まっ白な半紙に墨。