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しりとり今昔~新聞より

10月11月と忙しいのに、せっせとnoteを書いている。これは現実逃避だな。
完全に、優先順位を間違えている。今日も今日とて。

少し古くなりましたが、朝日新聞10月3日(木)

『言葉季評』 歌人、穂村 弘氏 
   「しりとり今昔 永遠に新鮮」 


小学生がしりとりをしている。
「るー、るー、るー、ルッコラ!」
「らー、らー、らー、ラッパー!」

今でもこどもたちは、しりとりするんだ。
ルッコラとか、ラッパーとか、現代的です。
「ラッパ」 じゃないんです。「ラッパー」

穂村さんも、昭和の自分の子ども時代には、知っている人はいなかったといいます。「ラッパー」なんて、誕生していない、と。

私の子ども時代も、「りんご」「ごりら」「ラッパ」が定番でした。

そして、しりとりは「ん」で終わったら、そこで終わり。
でも、「ん」で始まる言葉があるんだって。

「ンジャメナ」
アフリカのチャドという国の首都らしい。

詩人、谷川俊太郎さんは、『んぐまーま』や、『しりとり』という絵本があるそうです。「ん」で、日本語の枠組みを逸脱する。

それから思い出したのは、一字攻め。同じ字で終わるように、攻めるのだ。それも、言葉の少ない、「る」とか。
「ルビー」とかしかない。

そんな短歌を紹介してくれている。

「煤」「スイス」「スターバックス」「すりガラス」「すぐむきになるきみがすきです」             やすたけまり

記事より引用

「す攻め」しかも、突然の愛の告白。

もうひとつ 紹介します。

きみとなら永遠にしりとりができそうな気がする る、る、ルパン
                            北山文子

記事より引用

永遠のはずなのに、いきなり終わってしまった。でも、

その衝撃が愛の本質を捉えているような気がする。
すなわち、一瞬の「永遠」

穂村氏の言葉


懐かしいだけではなく、穂村さんは興味深い話をしてくれている。良ければ、記事をどうぞ。


*ヘッダーはお借りしました。最近「かわいい」路線です。

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