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ショック。ライバルが多い

近藤康太郎さん。
何回かご登場願っている、朝日新聞編集委員の近藤さんです。

いつも、アロハシャツにテンガロンハットにサングラス。

今は、天草支社におられるのですが、資本主義から「ちょっとだけばっくれて」田んぼでお米を作り、猟師をされている。新聞記者のまま。

その様子を記事にした「アロハで猟師してみました」が、シリーズ10で終了。その時に、近藤さんが作られたお米「アロハ米」を10名に差し上げますという企画に、なんと1,025通も応募がきたというではありませんか。

私も、もちろん応募しました。師匠ですから。そして、外れました。
倍率、およそ100分の1。そりゃ外れるわ。


「番外編」の記事が紙面に載りました。
2024年4月28日(日)
アロハ米の応募時の皆さんの声を紹介してくれています。これがおもしろかった。応募者をジャンル分けしておられます。

①近藤さんが百姓や猟師をするのは、資本主義へのアンチテーゼ、「カネを介さず人と人との贈与の回復」「命へのリスペクト」なのです。そこをちゃんと分かってくれている「深読み」派

 豚や牛を食べるとき、命をいただくことの意味や感謝を考えていますという方。ここを理解していないと、近藤さんの親衛隊は名乗れない。(あるんか)

②イラストを描いている辛酸なめ子氏推し・派

イラストの力は大きいと思います。軽くて楽しいイメージができ上がっている。味のある文字も。

③方言よかたい・派
確かに、田んぼの師匠の九州弁がいいです。方言バンザイ。

④百姓ジャパン・賛同派
日本の農業や食糧事情を考える方々。真面目に。

⑤近藤さんの著書のファン・派
昔から近藤記者のファンという方。文章に心酔する方。

・・・ここで、私は心穏やかでない。私もここに入るからです。
近藤さんとその文章のファンです。


⑥これらはお米に応募した方からの手紙ですから、「どうしても当たりたい!」という声もあります。
泣き落とし・一部おどし・派です。

 重たいお米を買ってくれる人がいないとか、92歳の方とか、当たったら泣いてしまうとか、中には、朝日新聞をかえるという方・・・

最後に近藤さんは「分かった分かった分かったよ」と。
残りの米を出して下さるとのことです。なんとおやさしい。そのかわり、パンの耳で生き延びるそうです。

記事の雰囲気は、なかなか分かってもらえないと思いますが、とにかく軽妙で、面白くて、深い。笑って、ヘッドハンギングする(うなづく)。

それにしても、こんなにライバルが多いとは。
ショック。

私が尊敬するのは、近藤さんは口で言うだけではない、実際に身体を酷使して、田んぼしたり猟をされているところです。やることやっている。そして、それが自然体。

本だって、どれだけ読んでいるのか。きっと図書館くらい読んでいるはず。

でも、やはりお人柄だと思います。知性とともに、文章に現われている。エラそうにスミマセン。

では、ここでアピール。
近藤康太郎さんはこのたび、本を出版されました。
『Work is Life 世界一チャラい仕事論』CCCメディアハウス
1650円。

4月26日の発売日に、私は本屋さんに買いに行きました。まだ店頭になく、奥から出してきてもらいました。なんちゃって弟子のこだわり。
「毎日をご機嫌にする技術」だそうです。

近藤さん。宣伝しておきました。
でも、まだ読んでいなくてごめんなさい。



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