「怒り」の扱い方
内容も何も忘れてしまったのですが、聞くともなしに聞いていたラジオで、ゲストの言葉が耳にとまりました。
その方は「私は<怒り>というのは、<喜び>と同じレベルにあると思っている」と、そんなことを言っておられました。
つまり、「<怒り>というのはマイナス感情と思われていて、なるべく無い方がいいようだが、そうじゃなくて<喜び>と同様に大切な感情なのです」と言っておられる、と私は捉えました。(違っていたらごめんなさい)
なるほどと思いました。
同じ日の、これもラジオで上野千鶴子さんが、来年改正される介護保険についてお話をされていました。問題点を説明してくれて、「これ、実現したら大変ですよ。どうするんでしょうね」と憤慨されていました。
そして最後にアナウンサーが終わろうとすると、「もっとしゃべりたーい!」と言っておられました。
そんなに激しい語り口ではなかったですけど、怒ってはりましたね。
それらを聞いて、私は思いました。
ひとつは、理不尽な出来事に対して、「おかしいことはおかしい」と言うべきだ、ということ。
「正義の怒り」は発出すべき。不満を影で言ったり、愚痴を言うだけでは何も変わらない。
ふたつ目は、その表し方が大事ではないか。ということ。
感情にまかせてぶつけてしまうと、摩擦が起こる。逆効果になることも。
日常生活でもあると思うのですよ。明らかに「それは変」ということが。仕事でも社会でも。それは言わないといけない。
そして伝える時に相手を罵倒したり攻撃するのではなく、賢い言い方でないといけないと思うのです。相手に聞いてもらえるように。
私も「変だ」と思ったことはつい言ってしまうほうです。
先日も「ちょっとそれ、おかしいやろ」と思うことがあり、言ったのですが、ぶつける相手を間違えたかとちょっと反省。言い方にも気をつけないといけないなと思ったのです。
ああ、でも、わかんない。場面と内容による。
激しく言わないと伝わらないこともあるしなあ。
と、あいまいな終わり方でスミマセン。
*画像はどこかのお寺さんで。