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コタツが呼ぶ
私は2階の自分の部屋(元子ども部屋)にいるときが一番落ち着く。晩ご飯を食べて、片づけをして、歯磨きをして、2階に上がる。降りるときは、もう夫は寝ているので、「おやすみなさーい」である。パソコンを開けて、お気に入りのCDをかける。至福の時間である。
しかし、である。このところ、忙しい。と言っても、しれてはいるのだが、晩ご飯を食べると、とてつもなく眠たくなるか、少し横になりたくなる。
居間にはコタツがある。そうなると、コタツが呼ぶのである。コタツに入る欲求を止められない。1週間に1~2回はある。
入ると、必ず眠る。100パーセント、眠ってしまう。と書くと、「いつのまにか眠ってしまって」ということか、と思われるかもしれないけど、そうではない。「眠りにいく」のである。
「ちょっとねるー」
最初から、目的が「コタツで眠る」
コタツというより、下に敷いているホットカーペットで温めているのだ。なんと気持ちが良いことか。途中で電源が、時間切れで切れてしまわないように、スイッチを入れ直す。これでOK。
目が覚めるのは、12時か、1時か、時には2時というときもある。一度目が覚めて、12時くらいだと、安心して、気がついたらプラス1時間くらい経っている。
「あれー!またやっちまった」
毎回、そう思う。本当は、1時間くらいが理想なのだ。
それからお風呂に入り、2階に上がり、布団で寝直す。2時とかは普通にある。2時半には朝刊のバイクの音がする。朝なのか。でも、コタツ寝も、睡眠時間の中に入るなあと思えば、貴重な睡眠時間である。
これを、コタツで寝ないで、すぐに布団に入ったら、早起きして、読書とか勉強とかできるのにな、と思う。
夫は、コタツに入る私を見ると、「寝るんかい」「また眠っちゃうよ」と毎回言うのだが、昨日は、「はいはい、おやすみ」と言っていた。そして、「疲れているからね」と、なんだか、労ってくれるようなことを言うのだ。いやいや、優しいじゃないか。でも、きっと諦めたに違いない。
昔、仕事で出会った高齢の方が、すぐにベッドで横になってしまうのを「ベッドが呼ぶのよ」と言っていた。同じである。
ちなみに、私は日中はコタツに入ることはない。夫と違って忙しいし、床からの立ち上がりが大変なのである。
*ヘッダー、お借りしました。
ネコはいない。