映画「怪物」
夫が映画「インディージョーンズ」を見に行ったので、私も行きたくなりました。
「インディージョーンズ」ではありません。
映画の趣味が全然違う。
選んだのは、「怪物」是枝裕和監督。
この前、友達が「見てきた」と言っていた。
これしかない。
上映は17:30のみ。
観客は少なかったです。
見終わって、「うーん」と考え込んでしまいました。(いつも、これ)
全体が3章になっていて、それぞれの視点から描かれます。
最初の出来事がぜんぜん違って見えてきます。
だって、最初は安藤サクラの見方しかできなかったもの。
「そんなことあるかなあ」と疑問には思うけど。
「あ、あれはそういうことだったのか」と謎解きのように、3章が重なっていきます。
「怪物だーれだ」
その答は明確にはありません。
結末も、明確ではありません。
でも、「これが映画なのだなあ」と思いました。
それぞれ、見た人の心に答があるのだと。
私は「希望」を感じました。
なんの葛藤も悩みも気遣いも不安もなく、
最後、全てから解放されているようなふたりの姿が、とてつもなく美しく感じられました。
この前も書きましたが、映画はエンタテインメントだけど、
2時間で受け取るものが大きい。
コストパフォーマンスが高いと思いました。
夫とは入れ違いだったので、LINEに連絡を入れていましたが、
私が帰るまで既読になりませんでした。
私「心配にならへんの?」
夫「映画見るって言っていたから」
ということでした。
写真は、いつかのどこかの夕焼け。
映画を撮るって大変でしょうね。でも、現場って良いだろうな。