映画『ラーゲリより愛を込めて』
Amazon primeというものに入っていたのでした。メールが来ました。「使っていない特典がありますよ」
そこで初めて、パソコンで映画を見ることができると気がついたのです。遅い!
見たのが『ラーゲリより愛を込めて』二宮君主演。(君と言ってしまうの、ごめんなさい)
最初から最後まで泣けて、タオルが手放せませんでした。
『ラーゲリより愛を込めて』
2022年12月公開
原作:辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)からの遺書』
監督:瀨々敬久
あらすじ
1945年、戦争は終わったが、山本幡男ら、捕虜はシベリアの収容所に送られる。極寒での過酷な作業、少ない食料。逃げ出せば射殺される。日本に帰ることができるのか絶望の毎日。仲間は倒れていく。
生きる意欲を失っていく仲間に、山本幡男は「希望を失わないで、生きよう」「必ず帰国(ダモイ)できる」と励ますのだった。しかし、山本の身体に異変が・・・。
感想
①二宮君が良かった。
役にピッタリ。つらくても希望を捨てない、静かな明るさを感じさせました。ロシア語は流暢でカッコ良かったし。仲間に慕われているのがよくわかりました。
その他。北川景子は美しかったし、松坂桃李も、桐谷健太も、安田顕も惚れる。(すぐ惚れる)中島健人はきれい過ぎだったかな。
②「希望」がキーワード。どんなに過酷でも希望を捨てない。「もう駄目だ」と思った時に感じるかすかな光。それが生きる力になる。
人間の尊厳って何だと思いました。人間として生きるのだ。尊厳が失われるのが戦争だ。
③これは実話を元にしています。映画を見終わってから、山本幢男さんのWikipediaを読みました。原作は読んでいないけど、エピソードが生かされていると思います。
文化の力
句会や勉強会を開いたとありました。どんな過酷な状況でも、いや、過酷だからこそ、「文化」は救いになるのだと思いました。人間だから。
④捕虜が最後の引き揚げ船で帰国できたのは、なんと1956年。11年は長いよ。見捨てられていたのか。それに、私、もう生まれているじゃないか!
この年に、ようやく「日ソ共同宣言」が調印されたのだ。
戦争はまだ終わっていない時代だったのだと、改めて思いました。
予告編をどうぞ。
*ヘッダー写真、お借りしました。
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