レビット「ドリルより穴」-ニーズの本質を考えろ!?
セオドア・レビットのマーケティング理論をご存知であろうか。
一言で表現するならば以下の通りだ。
「本質的なニーズを掴め」
彼はそれを、以下のエピソードから説明する。
ホームセンターでドリルを買う人は、ドリルを求めている訳では無い。5mmの穴を空けたい思っているのである。
当然だ。と思われただろう。
もっと想像を広げよう。
5mmの穴を空けてどうするのか。
棚を作りたいのかもしれない。
椅子を作りたいのかもしれない。
私は、
競合という概念に示唆のある理論であると思う。
棚をDIYする時に必要なドリルの競合は、
その他のドリルだけであろうか?
IKEAの棚も競合ではないか?
ニーズの本質から競合を考えてみると面白い。
例えば、
飲み会の競合は、Twitter(現在X)だろう。
どちらも、本音を話すことがニーズである。
本質的に競合しているものは何か、
そして、どう差別化するか、
そう考えると、普段作業にしている3C分析が面白いものになってくる。必然的に想像は広がり、アイデアの質は高まるだろう。