デジマニキ

博報堂を蹴って日系メーカーのマーケティング部門に就職が決まっている大学四年生。「マーケ…

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博報堂を蹴って日系メーカーのマーケティング部門に就職が決まっている大学四年生。「マーケティングとは何か」を考える同志を募集中。古典的なマーケティング理論から、アヴァンギャルドなマーケティング戦略まで、幅広く紹介します。マーケターに光あれ。

最近の記事

レビット「ドリルより穴」-ニーズの本質を考えろ!?

セオドア・レビットのマーケティング理論をご存知であろうか。 一言で表現するならば以下の通りだ。 「本質的なニーズを掴め」 彼はそれを、以下のエピソードから説明する。 ホームセンターでドリルを買う人は、ドリルを求めている訳では無い。5mmの穴を空けたい思っているのである。 当然だ。と思われただろう。 もっと想像を広げよう。 5mmの穴を空けてどうするのか。 棚を作りたいのかもしれない。 椅子を作りたいのかもしれない。 私は、 競合という概念に示唆のある理論であると

    • ドラッガー「マーケティングとは、セリングを不要にすること」の真意-営業不要論ではない!?

      ドラッガーのマーケティング理論を ご存知であろうか。 もしドラなんていう本が流行り、前田敦子が主演で映画化されたことを思い出す人は少なくないだろう。 彼の理論を一言で表現するならば、 「セリングを不要にすること」である。 セリング=営業という訳をつけられることが多い。そこから、営業は不要だと言う人が現れるのである。(広告が軸となる外資メーカーのマーケティング部門には少なからず存在する印象) 勿論、広告によるコンセプトへの共感やイメージの醸成によってセリングは不要になる

      • 点描とマーケティング

        こちらの絵を観たことはあるだろうか。 スーラという点描で高名な画家の作品である。 点描とは、 無数の点によって具象を構成する手法である。 マーケティングを学ぶことは、点描である。 今回はその意味を理解していただく。 「マーケティングとは何か。」 これはマーケターにとって永遠の問いであろう。 「人によってマーケティングの定義は異なる。」 というと些か安直であるが、 その人の経験やポジショナリティ、 はたまた所属する企業や商材によって、 意図するところは異なることは確かであ

      レビット「ドリルより穴」-ニーズの本質を考えろ!?