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やっぱり映画も好き

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#映画感想文

パブロ・ラライン『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』【映画評】

さっそく「ネルーダ週間」がはじまり、かねてからお気に入りリストで熟成させていた映画『ネル…

既視の海
1年前
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アントニオ・スカルメタ『イル・ポスティーノ』

原作があったなんて、まったく知らなかった。 南イタリアの小さな島を舞台に、素朴な青年マリ…

既視の海
1年前
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クリスティン・ジェフズ『シルヴィア』【映画評】(吉原幸子・皆見昭訳『シルヴィア・…

アメリカの詩人、シルヴィア・プラスの半生を描く、クリスティン・ジェフズ監督の映画『シルヴ…

既視の海
1年前
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鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』【映画評】

鈴木清順監督の映画『ツィゴイネルワイゼン』を観る。 内田百閒の小説がきっかけで、この映画…

既視の海
1年前
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ダニエル・シュミット『ヘカテ』【映画評】

ダニエル・シュミット監督の映画『ヘカテ』を観る。 サハラ砂漠から始まったモロッコへの興味…

既視の海
1年前
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ジム・ジャームッシュ『パターソン』【映画評】

ジム・ジャームッシュ監督の映画『パターソン』を観る。 暮らす街とたまたま同じ名をもつバス…

既視の海
1年前
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「憧れ」こそ生きる力——森村桂『天国にいちばん近い島』【書評】

拝啓 心惑いながらも一つひとつ言葉を紡いでいるあなたの手紙、とても嬉しく拝読しました。 そして、「お」の抽斗に入りそうな本はどれだろうかとじっと眺めたとき、森村桂の旅行記『天国にいちばん近い島』ではないかと感じました。あなたの手紙に「いつか海外へ旅に出るという楽しみをくれた」とあります。この本から抱いた「憧れ」こそ、あなたをつくったものだと感じたのです。 さっそく古書店に注文しました。しかし、なかなか届かない。じれったく待つ間に、原田知世主演の映画も観てみました。198

【6通目】破滅にむかって時が静かにすぎる切なさ——ジョルジュ・シムノン『離愁』【…

拝啓 冬至が近づき、日がほんとうに短くなりました。寒さをまぎらわせるために、心温まる物語…

既視の海
1年前
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【5通目】小説が先か、映画が先か——ジョルジュ・シムノン『仕立て屋の恋』【書評】

拝啓 昨晩は今年最後の満月でした。ご覧になりましたか? ただ正直にいえば、満月よりも、ち…

既視の海
2年前
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