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拝啓 本を愛するあなたへ

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読書家と歌人見習い。顔も名前も知らない二人の共通点は、ただ1つ。「本が好き」。本を読む喜びを語り、分かち合うための往復書簡。あなたの好きな本、教えてください。
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#手紙

「ことば」を満たす<器>になる——鷲田清一『だんまり、つぶやき、語らい——じぶん…

拝啓 9月だというのに残炎おとろえるところを知りません。ただ、夜の生きものが眠りにつき、…

既視の海
1年前
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言葉を愛する者としての本分

拝啓  前回のお手紙を頂いてからかなりの時間が空いてしまい、大変申し訳ありませんでした。…

菅野紫
1年前
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国語の教科書から辿る読書体験~読書の祝祭の続き~

拝啓 雨が降ればまだ少し肌寒く、けれど陽が射せばすでに夏のそれ。「季節感がはぎ取られるよ…

菅野紫
1年前
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言葉と本を重ねる書簡~『手紙、栞を添えて』から始まる手紙~

拝啓 気づけば紫陽花が咲き始め、もう間もなく雨の季節を迎えるこの頃。朝晩肌寒い日々が続き…

菅野紫
1年前
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言葉の力を信じる——ジル・ボム『そらいろ男爵』、鎌田實『雪とパイナップル』、アー…

拝啓 寒暖の差が大きく、薄暑というには朝の冷気が身にしみます。しかし、あなたからの手紙は…

既視の海
1年前
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往復書簡~本が好きな方へ送る、本好きの手紙~

既視の海様 気づけば花水木の時期も終わりに差し掛かり、日ごと夏めいてくるこの頃、いかがお…

菅野紫
1年前
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ひとりの本好きが、本好きの友だちに出す手紙

はじめまして。 まだ名も知らぬあなたに、このような手紙を書く不躾さをお許しください。驚かれたでしょう。 庭のもみじは半分色づきました。週明けにはすべて赤く染まるでしょう。左後肢に障害のあるわが家の愛犬も、日なたぼっこが気持ちいいようです。秋も深まってきたのでしょう。 あなたにこうして手紙を書く理由。話せば長くなるでしょう。でも恥ずかしさを捨てて勇気を出して書くならば、きっかけは書評を書こうと思ったことです。 書評。読書家であれば、書こうと考えるのは一度や二度ではないで