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飯田線阿房列車

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飯田線の礎をつくった川村カネトと、阿房列車の内田百閒に誘われて、なんにも用事がないけれど、飯田線に乗ってこようと思いました。その旅の記録です。
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記事一覧

カネトを追わない阿房がいる——飯田線阿房列車(1)

なんにも用事がないけれど、飯田線に乗ってこようと思う。 ことの発端はこうだ。ひとりの本好…

既視の海
1年前
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思いは後方に散らしながら——飯田線阿房列車(2)

(承前) 東京駅8時33分発新大阪行き「ひかり635号」は定刻どおり、14番ホームを静かに滑り出…

既視の海
1年前
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カネトの眼差しを「思い出す」——飯田線阿房列車(3)

(承前) 新幹線ひかり635号は定刻どおり9時53分に豊橋駅に滑り込む。新幹線ホームというのは…

既視の海
1年前
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りんごの香る風をあつめて——飯田線阿房列車(4)終章

(承前) アイヌの測量士・川村カネトは、ここから「三信鉄道」の測量を始めたんだ、という感…

既視の海
1年前
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