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大きく息を吸い、とめて、潜る。水底へ。記憶の底へ。意識の底へ。深く潜るには、ゆるやかに息…
2022年2月24日の、ロシアによるウクライナ侵攻から2年。いまさらながら今春、ウクライナからの…
「一年前、妻が癌になって初めて、そばにいてやりたいと思いました。しい子は3月28日に亡くな…
アントワーヌ・コンパニョン『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』を読み終える。も…
ある詩集をもとめて、独立系書店をさまよっていた。書名とたたずまいに惹かれて手に取ったのが…
インド系アメリカ人で、短編集『停電の夜に』でピュリツァー賞作家となったジュンパ・ラヒリが…
永井玲衣『水中の哲学者たち』を読む。哲学研究者による「哲学対話についてのエッセイ」。哲学者・池田晶子による「哲学エッセイ」とは異なる。詩情ある第一章は、水中というよりプカプカ水に浮いている感じ。初出が異なる第二章と第三章は、もがいているのだけれど沈んでいくカナヅチのよう。