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【遺伝が9割】自分の気質、理解してますか?

転職エージェントのお仕事をさせてもらっていると、「自分の強みは?」「逆に苦手なことは?」「自分が一番輝く仕事・職場は?」など、いわゆる自己分析をお手伝いさせていただくことが多いです。

やっぱり、自分のことをどのぐらい理解しているかって、人生の質を大きく左右すると思うんです。

人それぞれ何を楽しい・幸せと感じるかは違いますし、がんばらなくてもできること=得意なことや、人より努力しないとできないこと=苦手なことなど、自分の気質や素質を知っていないと、ベストな選択をすることは難しいですもんね。

・・と偉そうに言ってますが、私自身も自分のことって一番よく分からなくて迷子になります。。🐑笑

なので、常々「せめて我が子には、強みを理解して伸ばせる人になってほしい・・!」と思っていまして、最近こんな本に出会いました。

読み進めてみると、想像以上に私たちの人生は遺伝子によって決まっているのかも・・!?という発見があって、子育ての話題抜きにして中々面白くて。

生きていたら、「なんかあの人とはそもそも積んでるエンジンが違うぞ・・!」って感じることってないですか?まずは、努力でどうにもならないこともあるんだよ、という事実を一緒に受けとめていければと思います。


生き別れの双子「二人のジム」の話

ジム・ルイスさんとジム・スプリンガーさんは一卵性双生児です。

生まれてすぐに別々の養親に育てられ、39歳になるまで一度も会ったことがなかったそうです。

全く異なる家庭環境で育ってきたにも関わらず、二人のジムの人生は驚くほどの共通点がありました。

乗っている車の車種も、吸っているタバコの銘柄も、爪を噛む癖も、毎年夏休みにフロリダのビーチで過ごすことも、全て一緒。

さらには、今の妻の名前や、前妻の名前、息子の名前(ちょっとだけスペルは違う)、飼っている犬の名前まで同じ。

身長体重などの身体的な特徴はもちろん、得意なことや苦手なこと、趣味、職業経験までが共通していたそうです。

これ、ノンフィクションなんですよ!?びっくりしませんか!?

余談ですが、ヘアスタイルの好みは全然違ったようです。笑

一卵性双生児は、遺伝子が同じです。
他にも同様の研究があり、人間の気質や行動は圧倒的に遺伝子の影響を受けていることが科学的に証明されています

遺伝 と 環境 の不思議な関係

また、遺伝と環境には相互作用があると言われています。

私たちがどういう気質を持つかは遺伝によって決まっていますが、その気質が「生き方」を決めていきます。日常生活のちょっとしたところへ影響し、それが積み重なって効果を発揮します。

例えば近所に誰かが引っ越してきたとき。
歓迎の気持ちを込めてなにか贈り物をしようと思いますが、心配性な方は「クッキーをあげたいけど甘いものが嫌いかも・・ワインもいいけどお酒が飲めないかもしれないし・・」と考えているうちに渡す機会を逃すかもしれません。一方で、「マフィンでもあげちゃおうか!」とえいやで行動した別の方は、例え相手が気に入らないものであっても、それがきっかけで仲良くなることができたかもしれません。

同じ状況が起きても、どういう受け取り方をするのか、どういう決断をしてどういう行動をとるのかという1つ1つの選択が気質に左右されているのですね。それによって、人生でどのような経験をすることになるかが変わってくるのです。

また、気質は「生きていく環境」も決めていきます
自分にとって居心地の良い環境・シチュエーションが何かを遺伝子は知っていて、自ずと合う環境を選択するようになっているそうです。

子どものうちは中々自分で環境を選択できませんが、大人になるにつれて自分で選べるようになってきます。職業選択などもまさにそうですよね。選んだ環境によって経験も変わり、さらに個性を形作っていきます。

気質は変えられないけど、チューニングはできる

ここまでいくと、遺伝でほんとんどが決まるなら、親の出番なんてないのでは!?と思ってしまいそうですが、そんなことはないそうです。

気質そのものを変えることはできないですし、そこに優劣は全くありません。ただ、気質を理解した上でより強みを伸ばせるように、もしくは困難を克服できるように、アシストすることは可能とのこと。

大人はどうでしょうか?

これまでお伝えしてきた通り、自分の気質についてクヨクヨ悩んでも変えられるものではないので、いくら気に食わないものであっても、まずは受け入れる必要がありそうですね。

例えばイライラしやすい自分の気質に気付いているのであれば、工夫次第でいくらでも改善を試みることはできます。(もともとイライラしない人と比べても意味はありません。遺伝子が違います!)

大人であれば、親の力を借りずとも自分で環境を選ぶことだってできます。

気質に逆らおうとするのではなく、うまく付き合って、自分がより心地よく生きられるように、必要に応じてチューニングしていきたいですね。

ある生物学者さんはこう言っているそうです。

「遺伝子は環境的な影響にリード(首ひも)をつけるが、それは伸び縮みするリードである」

あなたはどんな気質や素質をお持ちでしょうか?

今置かれている環境は、あなたにとって心地の良いものですか?
ベストだと感じますか?

もしかしたら、より自分に合った仕事や職場があるのでは・・とモヤモヤされた方がいらっしゃれば、お気軽にご相談くださいね。

それでは、また次の記事で^^
最後までお読みいただきありがとうございました🌸

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