一票の意味ってなにか
今回の選挙をうけて「私の1票に意味がある」のか考えてみた。
前の仕事で選挙事務をやったことがあるのも合間って私にとって選挙はみじかなものである。
よく先生や大人が言う
「日本人にあたえられた政治に参加できる特別な権利だ」とか
「極端な思想の政治家が暴走しないようにするための抑止力だ」とか
「希望や願いです」なんてありきたりな答えは求めていない。
誰にきいてもみんなここらの回答が相場である。
選挙事務をやっていると1票1票が意味があるように私はみえていた。
そして当選した人にはこれだけの反対票があることもみてショックであった。政治家は自分の得票数の数字はみるが逆にこれだけ選ばれていないことを見ない。紙の山を見ない。私はネガティブな人間なので反対票もみてしまう。
選挙の1票は意味はないと思う。
なぜならば、一人の人が仕事に疲れてテレビを見ていて、選挙に行かなくてもその人一人の1票でなにも変わらないからだ。
自分の1票が自分の賛成する政策に影響を及ぼすことなんて数数%。
そんな叶うか叶わないかわからない希望や夢のために疲れた体をおこすなんて厳しいのはよくわかる。
政治家の「私に1票ください」なんてセリフをいわれても相当好きじゃなきゃ無理なのである。選挙に行けと言われれば言われほどうざい。
また、選挙権は確かに誰でも投票できるが本当にそうだろうか。
現在、10代から40代の人は月曜から日曜まで大概仕事や学校に行っている。
勤勉で真面目な人ほどネットやテレビ週刊誌なんて見ないわけである。
明日の打ち合わせの内容をメモして寝るのだ。また、土日は疲れた体を休めたり、友人や家族恋人と過ごすそんなことをしていたらあっという間に時間が過ぎてしまう。
選挙のことを考えているのは暇な人、ある程度時間や金に余裕のある大人ぐらいだ。
こないだとある国会議員のYouTubeライブを見た。当選のご挨拶だったが席にはおじさんおばさんが並んでいた。
しかしこんなにボロクソに1票には意味ないと論した訳であるが私は選挙に行く。
とりあえず、投票できる場所が徒歩圏内であればいこうと思うし、選挙特番もなんとなく余裕があればみる。
これはなぜかというと七夕の短冊に願いごとを書くとか初詣にいっておみくじを引くみたいな「とりあえずやっとくか」と言うある生きてるイベントの一つと飲み込むことにする。
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