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すぐ、逃げようとする私

私はすぐ逃げようとする。

「ああなんか退屈。つまらない。なんて世界だ。。」
退屈が訪れた。
退屈から逃げようとする。
テレビ、スマホ、動画、本、ゲーム、お金遊び、買い物、お菓子。
とにかく、一時的にでも逃げられるなら何でも向かう。
強い刺激たちへ。今すぐ。
実はそれらももう飽きてきてる。
すぐにまた訪れる退屈。

逃げられない。
逃げようとしても無駄。
私は逃げ切ったつもりでいるかもしれないが。


逆に少し立ち止まってその訪れを味わってみる。
できる範囲で。
よーく咀嚼してみる。
じっと向き合ってみる。

闘ったりもしない。
ただよく見る。よーく照らす。

なぜ退屈が訪れたのかに気付く。
退屈は気付かれる。

よーく向き合った時、
よーく咀嚼して飲み込んだ時、
その時やっと、訪れた退屈さんの役目は果たされる。

その退屈さんから逃げてばかりだと、追いかけてくる。
退屈さんは仕事を完了できない間は追いかけるしかない。

退屈さんを殴っても消えない。
退屈さんに攻撃は当たらない。
まるで実体が無いかのようにスッカスカ。

逃げれば逃げるほど、より強く追いかけられる。
腰を据えて向き合うほど、次もし訪れても軽い。

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