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【詩】BASE

夕暮れ
道を失った
木々の間を歩く
コンパスは狂い
足はもつれ
命の行方も危うい

計画も装備もなく
闇雲に動いて
葉先で皮膚を切り
悲鳴をあげる

闇が迫り
足音だけが響く頃
灯火ちらり

一縷の望みと走馬灯

近づくにつれ

人の声

「助けて」

振り絞り
倒れ

薄れゆく意識の中
駆け寄る音
まばゆい光を見た



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