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【詩】花火

爆ぜてふわりと広がる火の粒
無数の思いを映して漆黒の宙に咲く
見上げる顔は様々な色に照らされた

今の自分がパッと開いて
苦悶する思い散らして

心に纏わりつくものが
だんだん落ちていく

明日すら怖いと思っていたのに
次々と飛び散る火の粒が描く幻想に
どうしようもなく未来を見てしまう

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