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療育をしてて感じる親子の成長!誰のための療育かを考える
はじめに
今回は療育について現場で働いてて
感じることを書いていきたいと思います!
私は訪デイで働いてて日々
子供の成長のためにいろんな支援をしています!
ただふと昔感じたことを思い出したので
そのことについて書いていきます!
昔現場で働いてて
✔︎この療育ってなんのためにやってるんだろう?
✔︎これって誰のための療育なんだろう??
とか考えるタイミングがありました!
もちろん子供達の成長につながっているし
やりがいを持ってやっていました!
ただ結論としては目の前の子供達に療育をしているけど
その影響でその家族の力になっていることに気づける時がありました!
それがきっかけで療育に対する
考え方もすごく変わったので紹介していきますね!
誰のための療育か??
さて先ほども言いましたが療育に関して
誰のためにやってるんだろう??
と考える時がありました!
目の前の子供達のため!
これはもちろん正解です!
ただそれだけでは子供の将来は
救えないんじゃないかなとも思ってました!
僕の考え方としては
目の前の子供達を変化させることでその家族を変えること!
このバランスってすごく難しいので
両方の目線で考えてみましょう!
子供達を変化させること
訪デイでの発達療育は現場で子供達に関わります!
当然目の前の子供達を成長させていくことが大事です!
訪デイでは子供達のやりたいこと
また親御さんの成長してほしい希望などに沿って
支援をしていきます!
ただその障壁として
子供達は発達障害の特性と向き合いながら生きていきます!
発達の現場を見たことのない人からしたら発達障害の子って
✔︎本当に落ち着きがない
✔︎なんか他のこと行動が違うなあ
✔︎よく叫んでいるなあ
という印象を持ってる方も
少なくないんじゃないかなと思います!
側から見たらそんな印象かもしれません!
ただ現場に入るとちょっと印象は変わります!
そもそも子供達が一番辛い思いをしてるんです!
ただ動き回ったりしているように見えるかもしれませんが
実際は少し違います!
現場の子供達はこう言うんです
「ちょっと嫌なことがあってイライラしちゃった、
ダメなのはわかっているけど体の動きが止められなくて
ものを投げちゃった、ごめんなさい」
こんな感じで伝えてくれる子供って
結構いますよ!
ダメなのは頭でわかっているけど
行動が自分でも止められないんです!
これって本当に辛いと思います!
自覚があるからこそこの辛さを持って子供達って過ごしています!
こんな状態と戦いながら子供達は療育を受けて
感情と行動をコントロールすることを覚えていきます!
✅衝動的に動くのではなく
しっかり考えて動けるようになっていく!
✅お友達と遊んでて嫌なことがあった時
手を出さずに話し合いができる
✅家に帰ったらすぐにゲームをしたいけど
しっかり宿題に向かう
といったような成長を子供達はしていきます!
子供の成長を親が感じること
次に親目線の話をしていきましょう!
発達障害を持った子供達を子育てしていて
訪デイに通わせたい!
と思う親御さんの多くの悩みって
子供の将来だと思うんですよね!
・このまま将来学校で馴染めるのか?
・その先の就職とかどうなるの?
っていう不安がいっぱいあると思うんですよね!
結構この時って子供のできない部分に目が入って
より一層不安とかイライラとか積み重なっちゃいます!
子供の療育ってこの
親御さんのためでもあるなって感じたんです!
・子供達が家に帰ってきたら自発的に宿題をしている
・家のお手伝いをしてくれるようになった
・行動が落ち着いてきた
こんな変化を親御さんが感じることで
どんどん表情が明るくなっていくんです!
✅家で家族のコミュニケーションが増えました
✅こんなお手伝いしてくれるようになったんです
✅昨日も頑張って宿題していました
など保護者さんからの報告って
マイナスなことから
プラスのことを聞くことが本当に増えていきます!
これって保護者さんの気持ち的にも余裕が生まれて
子供の成長の良いところが見えてる証拠ですよね!
この余裕が生まれてくると
今まではできないだろうと止めてきたようなことも
親御さん発信で挑戦させることが増えます!
子供達の成長のために
親御さんも挑戦する気持ちがどんどん増えていくんです!
支援者と一緒になって親御さんも
子供達のできないことから
できることに目を傾けることができたら
家族はどんどん成長していくんじゃないかなと思います!
最後に
療育って支援者の視点を
広げることがすごく大事です!
子供の成長だけでなく
困っているのはその親御さんも同じです!
子供だけ、親御さんだけ
ではなく家族を幸せにすることを考えましょう!
目の前はたまたま発達障害をきっかけに
今困っているんです!
その発達障害に対してアプローチできるのが
現場で働いている療育のプロです!
家族のための療育っていうのを
忘れずに頑張っていきましょうね!