お会計は777円
タイトルは、先日スーパーで買ったものの合計金額である。内心ではおやっと感じつつも、その時は平然と会計を済ませて帰路に着いた。
実は1, 2ヶ月ほど前にも、同じく合計金額が777円だった時があったのを思い出した。
店員は愛想の良いパートのおばちゃんだった。夜遅くで疲れていたせいもあってか、金額を見たおばちゃんからは笑みがこぼれた。
その後続けて、「こんなことあるんですね!良いことありますよ」と言われたのを覚えている。
違う、おばちゃんに良いことがあったのだ、と私は思った。
確かに私も、金額を見ておやっと思う程度の感性はあるが、せいぜいその程度。
おばちゃんの豊かな感受性が、同じものを見た時に私よりもずっとハッピーになっていた。
悪く言うならおめでたい感性とも取れてしまうが、幸福はやはり事実や持っている物ではなく、解釈や物の見方によって得られるものだと感じた。
幸福でいられるなら、私もおめでたい側でありたい。