六甲山に住まう猫
六甲山の風吹岩周辺では、いつも数匹の野良猫がたむろしている。元は阪神淡路大震災の時に山に逃げた飼い猫だという話だ。たぶんその逃げた猫の子孫なんだろうけど、愛想は悪いがすごく人なれはしている感じだった。
かつては芦屋の家で温室育ちだったんだろうけれど、山で鍛え上げられたのかそういった雰囲気は一切なく、歴戦の猛者の風格を漂わせていた。話によれば彼ら彼女らは、イノシシなどの他の野生動物とも対等に渡り合い、場合によっては正面から戦って追い返したりもするらしい。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？