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自家醸造(ノンアルコール)を始めてみた #2
先週から始めた自家醸造(ノンアルコール)。
どうやら一次発酵が終わったようなので、二次発酵をさせるためにボトリングを行った。その記録を残しておく。
一次発酵終了
前回の作業終了後2日目で、エアーロックから聞こえていたボコボコという音がほとんど聞こえなくなった。
タンクの中身を見てみたところ、昨日までたくさん浮いていた小さな泡が、ほとんど消えてしまっていた。(小さな泡があった時の写真は撮り忘れた…)
説明書には、発酵終了の見極め方法としてこう書いてある。
エアーロックが完全に停止、
目視で表面の泡が消え気泡が上がらなければ終了
という事は、たぶんこれで一次発酵が終わったのだろうと判断。ボトリングを行っていくことにした。
作業の流れ
ここも作業自体は単純で、下記の流れで行っていく。
1.ボトリングに使う容器を全て殺菌
2.タンクの中身に、プライミングシュガーを0.6g/100mℓの分量で混ぜる
3.容器にゆっくりとタンクの中身を流し込む
4.容器に封をする
5.2週間程度、二次発酵させる
なお前回の経験から、アルコール分1%を越させないために、砂糖の量は説明書の1/5の分量で添加していった。つまり今回は、0.6g/500mℓ換算でプライミングシュガーを加えていく。
また、容器は炭酸用ペットボトルと瓶とを用意した。ペットボトルは飲み頃を知るのに使えるそうで、これがカチカチに固くなったら完成なんだそうだ。
殺菌作業
まずは容器の殺菌から行っていった。(写真は後日撮影)
まずは容器を軽くゆすぎ、
(画像じゃわかりにくいけど)中にたっぷりと水道水を入れ、
キッチン用の漂白剤を適量流し込み、
封をしてしばらく置いておく。
この作業を、炭酸用ペットボトル14本、ビール瓶24本に対して行った。
作業自体は非常に単純だけれど、いかんせん容器の数が多いので思った以上に手間のかかる作業だった。もし大鍋があれば、まとめて煮沸消毒で済ませても良いのかなと思う。
プライミングシュガーの添加
ボトリングする前に、追加で砂糖を加えていく。
ここで砂糖を加えることで、ボトリング後に二次発酵が行われ、ビールの中に炭酸が閉じ込められるらしい。つまり、ビールのシュワシュワ感を出すために重要な工程といえる。
写真を撮り忘れていたが、前述の通り、今回は0.6g/500mℓの割合で砂糖を混ぜていった。砂糖は上白糖やグラニュー糖が良いとのことなので、普段使いの上白糖を使った。
ボトリング
いよいよボトリングをしていく。
まずは、シンクのふちにタンクを載せ、タンクの蛇口をシンクの上に持ってきた。これでボトリング中に中身があふれても安心である。
そして蛇口にホースを取り付け、すべてのペットボトルと瓶にビールを注いでいった。
ペットボトルはもともとついていたキャップを使って封をしていったが、瓶の方は以下のように打栓器で王冠を取り付けていった。
まずは、瓶の口に王冠を載せ、
その上から打栓器をかぶせて、
両側のレバーを思いっきり下に押し込む。
後は、瓶を固定しながらレバーを上に引き上げれば…
こんな感じで王冠がはまる。
これも結構な数があったので、ボトリング作業だけでおおよそ1.5時間ほどかかった。実際の醸造所でもこんな感じでボトリングしているのかは分からないが、やはり実際にやってみるとこういった細かいところの苦労が良くわかる。
ひとまずこんな状態で、あと二週間ほど待ってみたいと思う。
おわりに
今回は、仕込んだノンアルコールビールのボトリングを行った。
途中工程でプライミングシュガーを減らしたのが最終的な炭酸量にどう影響するか少し心配ではあるが、今日の段階ではペットボトルが順調に固くなっていっているので、炭酸はきちんと発生しているようである。
ひとまず、完成を楽しみに待ちたい。
…それと、醸造の副産物で大量の澱が手に入った。
澱は活動を終えた酵母菌の塊で、この中にはビタミン等の栄養素が豊富に含まれており、サプリメントなんかにも使われているらしい。それだけでなく、この中にはまだ活動中の酵母菌も大量に含まれているそうだ。
この副産物を使って、後日別のチャレンジをしてみたので、また改めて報告したい。
↓次回最終回