自家製ノンアルビール -ふたつめ-
自家製のノンアルビールのふたつ目(かっこつけて言うと2バッチ目?)の味が落ち着いてきたので、いったんここで記録を残しておく。
今回の実施内容と前回からの変更点
まずは、今回もまた前回と同様にモルト缶を使って醸造をしていった。今回使用したのは下記のモルト缶になる。
これを選んだ理由は至極単純で、「価格が安かった」のと「スタウトを作ってみたかった」という2点である。
あとから考えれば、前回からの変更内容の効果を確認するなら前回と揃えといた方が良かったなと気付いたけど、趣味だから好きなものを飲みたいという欲求もあるので、今回はその欲求に従ったという事にしておく。
前回からの変更点として、上記のモルト缶以外に、砂糖を入れる配分を変えた点がある。前回の反省点の一つ、「プライミングシュガーの量が少ない」に対応するためだ。一次発酵の時と、二次発酵の時に加える砂糖の量を調整し、プライミングシュガーの割合を増やして炭酸感を出せないかを試したかった。
具体的には下記のようにした。
一次発酵:モルト缶の中身340g + 砂糖46g (19ℓ仕込み)
二次発酵:砂糖114g
前回は最初に160gの砂糖を入れていたところを、プライミングシュガーを0.6g/100mℓにするため、その分を一時発酵用の砂糖から差っ引いた形だ。
これで6月の頭頃から醸造を開始、5日ほどで一時発酵完了、その後2週間ほど二次発酵を行った。その後、ちびちびと飲みながら味を見て、だいたい今飲み頃を迎えている。
結果
完成したノンアルビールは、まず見た目はこんな感じになった。
ひとまずは期待通りの真っ黒なビールに感動。
そして、肝心の炭酸感について、まず泡立ち具合を前回と比較するとこんな具合だ。
右側が前回作成したノンアルビールだが、比較すると明らかに泡の量は増えていると思う。前回は液面の縁に多少泡がついている程度だったが、今回はそれに加えて中心付近にも泡が浮いているのが見える。
「これは目論み通り、しっかりと炭酸が入ったんじゃないか?」という期待を胸に、いざ飲んでみると…
…あれ?思った以上に微炭酸
結構微炭酸だった。いや、でも考えてみればいつも飲んでるクラフトビールのスタウトもそんなに炭酸きつくないし、こんなものなのかな…?
(この辺り比較できるように、やっぱり前回とモルト缶を揃えておくべきだったか…)
まあでも、少なくとも前回よりは炭酸感のある飲みごたえになったように感じるので、良しとしたい。
ちなみに味の方だが、いかにもスタウトというようなロースト感は抑え目で、カラメル感のある風味が特徴的な感じになった。ドックサイドスタウトという種類があるのかは勉強不足で分からないが、それの特徴だったりするのかな?
ひとまず、これはこれで美味しいノンアルビールができた。
まとめ
というわけで、二つ目の自家製ノンアルビールが完成した。
ひとまずは目論み通り炭酸感はUPしたが、砂糖の配分を変えた以外にも、
・最初の時より気温が高くなっている
・そもそも、前回とビールの種類が違う
といった違いがあるので、一概に砂糖の配分による成果とは言い切れない部分もある。ひとまず、この点に関しては次回また種類を揃えて試行してみたい。
ひとまず、念願の自家製スタウトタイプのノンアルビールが作れたので、個人的にはけっこう満足いった。
今後だけど、これから夏季にかけては醸造に適した気温(ざっくり20~30℃くらい)を維持するのが難しくなることが容易に予測できる。まあ一日中エアコンをかけっぱなしにしておけば良いわけだけれども、もう少し財布にやさしい方法が無いか模索しておきたい。
という事で、今回の記録はここまで、また三つめが出来たら報告をまとめたいと思う。
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