競馬の世界規模の大きなレースとは?
競馬は日本国内だけでなく、世界各地でレースが開催されています。中でも世界規模の大きなレースというものがあります。
■凱旋門賞
凱旋門賞は、ヨーロッパで行われる、深い伝統と格式高い、世界最高峰と呼ばれるレースです。
ディープインパクトが挑んだ記憶に新しいレースでもあります。
日本では2010年にナカヤマフェスタが好走して2着になりました。
しかし、今までの1着馬はすべてヨーロッパで育った馬であり、日本勢はナカヤマフェスタの2着が最高の、まだ日本の馬が1度も勝利できていない、夢のレースです。(執筆現在)
ロンシャン競馬場、芝2400メートルで行われる、実力がなければ運では決して勝つことのできない、ヨーロッパ最後の難関レースと言われます。
ディープインパクトが挑んだレースでは、海外競馬が日本でもTV中継が行われ、多くの日本競馬ファンが一体となって応援した秋の一大祭典となりました。
ここで勝った馬が日本最高峰のレースと言われるジャパンカップなどに乗り込んでくるケースもあります。(ジャパンカップでも凄い人気が付きます。)
しかし、凱旋門賞を征した馬はジャパンカップで圧倒的な人気は付きますが、何故か連対に絡まない(1989年以降一度も絡んだことがない)というジンクスもあります。
日本と海外の環境面の違いや輸送時のコンディションも影響しているのかもしれません。
■ドバイワールドカップ
観光地としても有名なドバイで行われる、格式の高い海外レースです。
日本調教馬では2011年にヴィクトワールピサが初制覇、トランセンド(日本調教馬)が2着という快挙が成し遂げられました。
ドバイミーティングと言われるドバイワールドカップ時に行われる、開催日当日の他レースでは日本馬の出走もよくあります。
ドバイミーティングの半数以上がGⅠの位置付けであり、1日に多くの海外馬が招待されて、格式高いレースが行われる競馬祭典日でもあります。
ドバイワールドカップは3月下旬、メイダン競馬場でオールウェザー2000メートルで行われる世界最高格のレースです。
■キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス
イギリスのアスコット競馬場で行われる、芝約2414メートル、ヨーロッパ競馬の上半期を締めるという位置付けの大きなGⅠレースです。
日本ではハーツクライの3着が最高という、凱旋門賞と並ぶまだ日本馬が勝てていない、幻のレースでもあります。
ダービーを勝ってきた馬なども参戦することが多く、ヨーロッパ3歳馬&古馬混合、最強馬決定戦の位置付けです。
いつか日本馬が勝つ日が来ることを競馬ファン達が待ち望んでいるレースの1つです。
■イギリスダービー
ダービーと称される、凱旋門賞、キングジョージ6世&エリザベスステークスと並ぶ世界3大最高峰レースの1つです。
芝約2423メートル、1年に1度、選ばれた3歳馬のみが走れる憧れの地とも言われます。
ダービーステークス、エプソムダービーとも呼ばれ、エプソム競馬場で開催されることからエプソム競馬場=ダービーというように覚えられていることも多いです。
イギリスダービーが一番伝統のあるダービーであり、日本のダービーやその他各国のダービーと呼ばれるレースの母体となり、このイギリスダービーにならって各ダービーは作られたとも言われています。
ヨーローパ3歳馬の最強を決める、6月に行われる世界的な格式高いレースです。
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