【昔は処刑場】京都市のど真ん中「三条大橋」近くの市営住宅密集地帯で食らうホルモン天ぷらのお味【旧天部村】
1200年の歴史が積み重なったニッポンの古都・京都はその裏の歴史もまた濃ゆい。歴史を超えて、その時代時代を生きて、また死んでいった人間達の業が積み重なっている。そんな思いを馳せているのは、この土地を訪れるあまたの観光客だけには留まらない。“街の裏側”ばかりを見ては、さながら河原の石ころをひっくり返して、その裏に隠れていた変わった虫や水生生物を見つけるかのような感動を得て、満足している我々のような人間だっている。
さて、京都で河原と言えば一にも二にも、京都人が愛してやまない「鴨川」であろう。京都市街地のど真ん中を流れ、三条から四条付近の川沿いに連なる石畳の歓楽街「先斗町」を中心に、夏場になると川べりに“川床”が現れ、京都ならではの風流な姿を見せている。しかしですね…
ここから先は
6,359字
/
41画像
¥ 600
引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。